2020.Apr. 5
スポーツバイクにおいてディスクブレーキ規格が定着してきたことにより、先日ご紹介したバイク群のみならずホイールも稀少性が増してきました...( MAVICやCampagnoloは現在も手厚いラインナップをユーザーの皆様へ用意していますね。 )
今回はリムブレーキタイプでアルミ・クリンチャーホイールの決定版ともいえるホイールを御紹介いたします。
リムブレーキのバイクにお乗りの方でホイールアップグレードをお考えの方には特にオススメのホイールです!
■ Campagnolo SHAMAL MILLE
メーカー価格 ¥172,000-(税抜)
ブレーキ面までブラックで統一された外観は落ち着いた雰囲気の中にも確かな存在感を放っています。
魅力的なビジュアルにも一役買っているブラックのリム面の正体は「 プラズマ電解酸化処理 」という表面処理で、ドライコンディションでもウェットコンディションでも変わらず確実な制動力を発揮してくれます。
更に、切削によってリムに細かな溝を設けることによってより短い制動距離の実現とブレーキ音の静粛性が向上します。
エアロダイナミクスに優れたスポークをフロント16本のラジアル組み、リアにはドライブ側2本、反ドライブ側1本を一つのセットとしてリムの7箇所に計21本のスポークを使用する【 G3スポークシステム 】を採用しています。
横方向とねじれに対する高い剛性がペダリングトルクをしっかり伝達して推進力を生み出します。
また、G3スポークシステムを用いることでスポークテンションを均一に保つことが可能なので、左コーナと右コーナーを曲がる際のフィーリングも同一にでき、スポークバランスの不均等によってどちらかのコーナーリング時に腰砕けになることもありません。
Campagnolo のホイール全てに共通する点としてリムの精度が優れている点があげられますが、ホイールを構築するシステムによる横剛性と相まってダウンヒル・コーナーリング時の力をかけながら曲がり込んで行く時の安心感はライデイングの楽しさを倍増してくれるはずです。
スポークと接するリムは通常のホイールであれば、リム内側にスポーク穴を設けて、その中にスポークを通しニップルで固定するのが一般的・・・
ですが、SHAMAL MILLE は【 MoMag テクノロジー 】によって、リムに穴をあけることなくホイールを構築できます。
リムからスポーク穴を無くすことでリム形状を限りなく均一に保ち、ホイールの中でも特にストレスの掛かるニップルとスポークの接合部分の強度が大幅に上がります。
リムテープも不要になり、スポーク交換などに対するメンテナンス性にも優れた構造になっています。
その他にも、工場出荷時のホイールバランスに定評がある Campagnolo の製品クオリティーを支えるテクノロジーとして「 リム・ダイナミック・バランス 」 というものがあり、リム接合部分の重量と、反対側の重量を意図的に均一化することで優れたホイールバランスを実現できます。
バイクのスピードが上がるにつれてホイールは高回転により縦方向の強い ”ブレ” を生み出しますが、ホイールのバランスが取れていれば高速域でもエネルギーロスを抑えてスムーズにバイクが走ってくれます。
Campagnoloのホイールを使用すると、単純に「 軽い 」、「 剛性感がある 」といったフィーリングだけでなく、自身のバイクにインストールした時の「 バイクを走らせ易くなった 」、「 運転しやすくなった 」というフィーリングを他メーカーに比べて特に感じて頂けるでしょう。
その背景には、こういったホイールを構成するテクノロジーやホイール組み上げの高品質な精度が大きく影響しています。
ウェイトをリムに貼り付けてホイールバランスを調整します
どんなに良いホイールでもバランスが悪い状態では本来のパフォーマンスがスポイルされます。
皆様のホイールのバランスはいかがでしょうか?
当店オススメの【 ホイールバランス取り 】を施工すればお手持ちのホイールの眠っていたパフォーマンスが目を醒ましてくれるかもしれませんよ!
作業内容に関する詳細はスタッフにお問い合わせ下さいませ。
〜定休日変更のお知らせ〜
4月より定休日は毎週木曜日のみとなります。(祝日の場合は前日の水曜日が振替定休日)
これにより水曜日もご利用いただけるようになりました。
今後もより一層お客様の利便性にお応えできるよう努めて参ります。
引き続き変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
2020.Apr. 1
各所で桜が見頃を迎え「いよいよサイクリングシーズン到来!」といった所ですが週末になると天候が崩れたり、先週末のようにガクンと気温が急降下したり。
四季のある日本。季節の変わり目には暖かな空気と冷たい空気のせめぎ合いから必ずと言って良いほど天気が崩れます。
今年は特に新型コロナウイルスの影響も大きく…
そのほか、長い長い梅雨時や極寒・厳冬期、猛暑の真夏など、“気持ち良く乗れる”という意味では「最高のサイクリングシーズン」は意外に短いのかもしれません。
そんな中、年々盛り上がりを見せるのが「Zwift」というサイクリングの楽しみ方です。
今更説明不要かもしれませんが、このバーチャル世界で楽しむユーザーを爆発的に増やした要因がスマートトレーナー。
バーチャル世界上のコースの負荷(起伏など)を自動で細かく調整し、再現してくれるスマートローラーは“ローラー台ならではの辛さ”が相当軽減します。
中でも『KICKERシリーズ』の楽しさは一歩先を行きます。
その理由は登り・下りのバイクポジションをリアルに再現する『KICKR CLIMB』と連携できる点にあります。
Zwiftコースの起伏に合わせてローラー台の負荷増減と共に、フロントフォークが上下する事で、“そのまま淡々と踏み続ける”ということが難しく。
ギヤを変えたり、サドルポジションを変えたり工夫が必要とされ、それはまさにリアルなサイクリングに近いフィーリングです。
■wahoo KICKR CORE ¥113,000-(税抜)
■wahoo KICKR CLIMB ¥79,250-(税抜)
最初は『KICKR CLIMB』を導入せず、後ろの『KICKR CORE』からと言うのも勿論OK!後から付け足す事が可能です。
「屋外・屋内で乗る度にホイールの脱着が面倒!」という方に間違いなくオススメなのがコチラ。
■ELITE NERO ¥101,000-(税抜)
3本ローラーにバーチャルライドが楽しめる自動調整負荷機能を搭載した唯一のモデルです。
3本ローラーの利点は“バランスを取りながら走る”という実走に近いペダリングスキルを習得できるメリットの他に、“バイクを乗っけるだけでスタートできる”という気軽さも大きな利点です。
本体下にはローラー台を前後にフローティングさせる工夫がなされ、急な出力アップや勾配(負荷)の変化でも安定しバイクが飛び出す様な挙動はありません。
バランスを取りながら走る3本ローラーの特性上、「心拍上限ギリギリで追い込むトレーニング目的」よりは「Zwiftというバーチャルライドを楽しむ」という方が向いているかと思います。
Zwiftではシンプルにバーチャルライドを楽しむ“フリーライド”の他、“〇〇が強くなりたい”といった目的のあるトレーニングメニューまで様々。
中には画像の様にパワー・ケイデンス“縛り”のメニューも多数あり、トレーニングなのにゲーム要素が非常に高く、飽きません。
当店ではZwiftを利用したバーチャルライドイベントを毎月開催しております!
今年は是非Zwiftデビューしてみてはいかがでしょうか?
4月より定休日は毎週木曜日のみとなります。(祝日の場合は前日の水曜日が振替定休日)
水曜日は営業いたしますので、お気軽にお立ち寄りください。
皆様のご来店をお待ち致しております。
2020.Mar. 29
みなさんはライドの時にカード類や携帯電話などをどのようにお持ちですか?
汗で湿ってしまわないように保護しているとは思いますが、もしかしてジップ付きの袋に入れている方もいるのではないでしょうか。
折角ウェアをバッチリと決めていてもスマホなどをサッと出した時にビニールの袋が出てくるとちょっと残念。。。
いつでもスマートにスタイリッシュに決めていたいですよね。
そこでこんな商品のご案内
■TOPEAK CYCLING WALLET
size:5.5” color:BLACK メーカー価格 ¥7200-(税抜)
スマートフォンやカード・小銭・カギなどを一緒に入れる事ができるまさにお財布
カタログ表記では164 x 86mmまでOK
商品のパッケージには5.5”と表記されておりますが、6.4”までのスマホであれば問題なく入る大きさ。ファスナーの開け閉めもストレスなくできました。
お札やカードを入れるところがしっかりを仕切られており、取り出す時もわかり易く、小銭やカギを入れるポケットが浅めになっているのも◎
さりげなく自転車マークが入っていてGOOD♪
生地の素材は600デニールナイロンを使用し、止水ファスナーにもなっているので、大切な収納物を濡らすこともありません。
全体のサイズはL170 x W92 x H17mmとバックポケットにすっぽりと納まってくれるので、気付かずに落としてしまうなんてことも無さそうですね。
サイズ違いでもう一回り小さい L156 x W85 x H17mmも展開しているので、小さめのスマートフォンの方はそちらをチョイスしてみて下さい。
店頭には大き目のサイズを在庫しておりますのでお試し頂く事も出来ます。
お気軽にスタッフまでお声かけ下さい。
ご自宅に居ながらお買い物ができる当店通販サイトBIKE ONLINEも是非ご活用ください。
4月より定休日は毎週木曜日のみとなります。(祝日の場合は前日の水曜日が振替定休日)
水曜日は営業いたしますので、お気軽にお立ち寄りください。
皆様のご来店をお待ち致しております。
2020.Mar. 24
最近のマウンテンバイクのカスタムブランドとして人気があるのはドライブトレインにSRAM。ブレーキにはMAGURAというのが多くなっていると思います。
当店でもその2ブランドはお勧めしておりますが、やはり日本ブランドとして確固たる地位を築いているのがSHIMANOです。
■SHIMANO BL-M9120 ¥25,038-(税抜) 左右セット
■SHIMANO BR-M9120 ¥15,834-(税抜) 1個(片側)
その中でもやはりXTRともなるとレーシンググレードだけあって見た目のカッコ良さはもちろんの事、性能も折り紙付き。
XTRというとXCレーシングなイメージがあるかも知れませんが、こちらの4ピストンモデルなら下り系ライドにも十分なパワーを兼ね備えております。
BL-91xxシリーズの特徴として見ためですぐわかるポイントはレバークランプの位置。従来のモデルよりもクランプ位置が内側に変更されております。
実はこのちょっとした変更にも大きな効果が期待できるのです。
グリップとの隙間が広がることで他の付属品を付けるスペースの確保やシフターの位置調整の幅が広がっています。
加えてここが一番のポイントかも知れませんが、接触点が増える事でレバーの剛性がかなりアップされているんです。
いくら強靭なストッピングパワーを備えたブレーキシステムも、レバーが“たわんで”しまっては性能を発揮できないばかりか、コントロール性も悪くなってしまいます。
ブレーキレバーにとって剛性のアップは非常に心強いですよね。
キャリパーは2ピストンと4ピストンの2タイプがラインナップされておりますが、こちらはより強力なブレーキパワーを求める方の為の4ピストンモデル。
4ピストンになった事で出来る限りサイズをコンパクトに抑えたままパッドとのコンタクト面を増やしストッピングパワーが向上しております。サーボウェーブレバーとの組み合わせによりそのパワーは以前のモデルよりも50%向上。
前後異径ピストンはレバータッチの向上にも一役買っております。2ピストンモデルの場合、比較的ガツンと効きやすいのが最近のSHIMANOの特徴。
それが異径4ピストンになった事でまず小さいピストンがパッドを挟み込みその後に大きなピストンで強力に挟み込むイメージになります。
その事で初期の効き具合がマイルドになりコントロール性も上がり、握り込んだ時のパワーはしっかりと確保出来るという事になります。
来月後半にはいよいよゲレンデもオープン予定となっておりますので、その前にこっそりグレードアップはいかがでしょうか。
お見積りなどのご相談はいつでもお気軽にお問い合わせください。
2020.Mar. 23
「ROAD・MTB・GRAVEL」
つまりは、ほぼ全てのライダーにマッチするオススメパーツが入荷いたしました!
■ROTOR INSPIDER DM ¥89,800-(税抜)
従来から展開されていたクランク内蔵型に加え、その名の通りチェーンリングを取り付ける「スパイダー型」のパワーメーターがラインナップ追加となります。
クランク、チェーンリングと合わせるとこのようなイメージです☆
同ブランドの最新型のクランク「ALDHU」などで採用されるダイレクトマウント方式。
この『INSPIDER』でも同じ規格を採用している為、クランクアームを外せばすぐに細かな楕円ポジション“OCP”の変更や、チェーンリングごと外す事が可能です。
このシンプルな取り付け方法と、スパイダー内にパワーメーターを搭載した構造により、複数台のバイク間による“パワーメーターの共有”も容易になります。
それは“ROAD→ROAD”だけでなく、“ROAD→MTB”や“ROAD→GRAVEL”といった具合にバイクのカテゴリーを跨いだ共有も、ダイレクトマウント方式のクランクセットさえ使用していれば可能なのです。
もう一つのメリットとして「いずれはフレーム載せ換えるかも…」といった素敵なプランをお持ちの方の“フレーム規格変更による不安”も一掃してくれるほど多くのバイクに対応が可能です。
私自身、普段は「Topstone Carbon」にペダル型のパワーメーターを装着して楽しんでいますが、ハードなグラベルやハイクアップせざる得ない区間ではどうしてもROAD系シューズとペダルでは歩きにくく、泥詰まりも起こしやすいというストレスに悩まされます。
不用意にペダルやクランクを障害物にヒットさせて破損してしまうかもしれない!という精神的ストレスが無くなるのも大きなメリット♡
うーん、『INSPIDER』…欲しい!
INSPIDER本体は151g程度となかなか軽量です
すでにダイレクトマウント型のROTORクランクを使用している方は、本体と4アーム規格のチェーリングのみ追加すれば、すぐにインストールが可能です。
充電は専用ケーブルにより特別な工具や手間なくワンタッチでチャージ可能です。
フル充電でおよそ200時間稼働。
数日間に及ぶロングライドやブルベでも十分かと思います。
もちろんWOLF TOOTHを代表するような「ナローワイドリング」も装着可能となります。
「いずれはパワーメーターが欲しい!」という方は、まずは“クランク・チェーリング・標準仕様のスパイダー”からインストールしてみるのもオススメです。
「楕円チェーンリング」「150mmからサイズ展開されるショートクランク」により多くのライダーにペダリング効率UPが望めます。
これから本格的に始まるサイクリングシーズンに向け、是非導入をご検討してみてはいかがでしょうか☆
適合規格や御見積もり等、ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
2020.Feb. 24
1975年に設立された、米国カリフォルニア州に本社を構えるスポーツ&ライフスタイルブランド。
「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか?」を第一に考えて技術開発を行ってきた企業姿勢は、全世界で約600の特許取得という技術を生み出し、アイウェア業界のリーダ的存在となっています。
レンズを通したクリアな視界やフィット感、レンズの耐久性に至るまで高品質なアイウェアはあらゆるスポーツジャンルにおいて一流選手の使用実績がそのクオリティーの高さを証明しており、サイクルスポーツにおいてもプロアマ問わず多くのユーザーのスポーツにおける視界をサポートしています。
今回は、【 FLIGHTJAKET 】 と【 JAWBREAKER 】の新色が入荷しました!
どちらもオークリーがレンズテクノロジーのパイオニアとして、長い歳月を費やして開発した技術を備えた Prizm レンズを使用しています。
Prizm レンズにはいくつかの種類があり、特定のスポーツや環境にあわせてチューニングされ、使用時のパフォーマンスアップをサポートします。
2つの製品に使用される PRIZM ROAD はホワイトを明るく、イエロー、グリーン、レッドを強調することで、路面の窪みや石などの道路状況が認識しやすくなり、より安全に走行が可能になります。
■ FLIGHT JACKET MATTE STEEL / PRIZM ROAD JADE
¥31,000- (税抜)
STEEL ( 鋼 ) をイメージするようなジョー部分の武骨な質感が渋い仕上がりです。
最大の特徴はフレームの上部分が取り払われており、前傾姿勢時に良好な視界を確保できるデザイン。
レンズ自体も大きく、エアロダイナミクスも考慮されているのでロードバイクにおけるアイウェアの条件を限りなく満たしてくれるでしょう。
FLIGHT JACKET ならではのテクノロジー 【 ADVANCER ノーズブリッジ 】
通気性を高めることで装着時の放熱性が向上し、レンズの曇りを防止してくれるギミックを備えています。
緑色のレバーを
指で前方に倒します
レンズと顔の間に適度なクリアランスが生まれました
ロードバイクで走行中、一旦停止を挟みレンズが曇ってしまう経験は多くの方が経験しているのではないでしょうか?
アイウェアを装着してスポーツアクティビティに励む方々にとって、大変ありがたいギミックですね。
■ JAWBREAKER GREY INK/PRIZM ROAD JADE
¥30,000- (税抜)
長年に渡り定番モデルとして愛されてきた【 JAWBREAKER 】
こちらもジョー部分のGREY INK カラーが渋い仕上がりですが、より表面の質感が滑らかな仕上がりになっています。
汗や雨に晒されてもグリップ力を確保するUnobtainiu ( アンオブタニウム ) 使用のノーズパッド、スムーズなレンズ交換を可能にする Switchlock(スウィッチロック ) テクノロジー、装着時のサングラスと空気の流れを確保し放熱効果と曇りを防止する サージポート ・・・etc
OAKELYのイノベーションをバランス良く備えた ロングセラーモデルは ロード・MTB問わず愛用者の多いモデルです。
他にも使用環境に応じて様々な特徴を備えたOAKELYのサングラスをとり揃えております。
各モデルの特徴や自分のスタイルにあったアイウェアについて迷った方は是非スタッフまで御相談下さいませ!
皆様のご来店心よりお待ちしております。
2020.Feb. 21
マウンテンバイクのカスタムの中で、チューブレス化は恐らく一番多くの方が実際に行っているカスタムではないでしょうか。
そんな中であえてチューブレスにおけるリスクについて考えて行こうと思います。
1.シーラントの定期的な交換または補充
チューブレス化した半年後に1回。その後1年に1回は最低でも交換するのが必須。メーカーによっては半年に1回の交換を推奨しております。
そうすることにより常に液体のシーラントがタイヤ内に循環し、小さな穴であれば塞いでくれます。
使い込んだ後の場合、茶色く濁ったシーラントがタイヤ内にこびり付いていることもあるので、そうなってしまったら汚れて固まったシーラントを剥がさなくてはいけません。
2.低圧にし過ぎる事でのタイヤのヨレ、リムの破損
チューブレスにすることでチューブを入れていた時よりも低圧にできる利点はありますが、低くし過ぎるとそれは逆効果になってしまいます。
コーナーでバイクを倒しこんだりした時にタイヤがグニュっとヨレてしまい、グリップを得ることが出来なくなり、バランスも取りにくくなってしまうんです。さらには、強いインパクトがあった時や出っ張った岩にヒットした時などにタイヤが簡単に潰れすぎてリムを打ち付けてしまう事もあるのです。
チューブレス化におけるリスクの中でリムへのダメージというのが一番深刻な問題です。
いざリムをぶつけてしまって、ちょっと傷が付いたり、軽くへこんだ程度であればまだ良いですが、割れてしまったとなると目も当てられません。
そのようなことが起こらないようにチューブレス化と同時にオススメしたいのがタイヤインサートの導入です。
タイヤインサートは色々なメーカーで販売されておりますが、共通する機能はリムの保護。簡単に言えばクッションの様なものですね。
強いインパクトの時もそのクッションがあればリムを傷めずに済みますので安心です。
そして、いくつかあるブランドの中で当店でのオススメはなんと言っても『CUSH CORE』
CUSH COREはリムへのダメージを回避するだけでなく、先程書いたタイヤのヨレについても解決してくれます。むしろそちらの効果の方が恩恵を強く感じます。
タイヤ内のほぼ半分を占めるインサートですが、画像の様にタイヤがヨレるのを防ぎ、ビードも外れにくくなり、非常に安定した走りが可能になっております。
実際にコースを走った印象は、インサートを入れる前はリアがヨレて流れてしまう感じでしたが、導入後は流れる事無く路面に張り付いて、スムーズにコーナーを抜けて行くような感覚に変わりました。
CUSH COREの凄いところはそれだけではありません。
万が一激しいパンクをしても簡単にタイヤは外れませんので、空気が抜けた状態でゆっくりであれば走れるんです。とりあえずコースの下までは降りて来れるようなイメージですね。
コースを歩いて降りてくるのって結構疲れるんですよ。山は登りよりも下りの方が負担が大きいってよく聞きませんか?それに自転車があると余計に不安定になりますからね。
それが乗って降りて来られるってとんでもなく嬉しい事なんです。
CUSH COREは各ジャンルに合わせてサイズが分かれております。基本の27.5 / 29の他にXCレーシング向けや最近流行のグラベル向けなども展開しておりますので、用途に合わせてお選びください。
■CUSH CORE PRO set 各サイズ ¥21,000-(税抜)
セット内容/Cush Core本体×2、44mmバルブ(グリーン)×2、バルブコアツール×1、リムデカール×4、説明書×1
適応のタイヤ幅など注意する点はございますので、お気軽にお問い合わせください。
2020.Feb. 18
世界的なトレンドの流れに乗るように、昨年から日本でもイベントが活発化したグラベルシーン。
SDA王滝のグラベル部門設立、 Door of Adventure Rally Cranking 、白州バイクロア【 DEER HUNTER 】、野辺山CX【 野辺山グラベルチャレンジ 】・・・今年は新たに本格的なロングディスタンスのグラベルチャレンジ【 JEROBOAM GRAVEL CHALLENGE 】 も東北地方で開催予定ですね!
グラベルバイクを既に所有している方も、グラベルライドに興味がありライドを安心・快適に楽しみたい方にもオススメのアップグレードパーツが入荷しました。
■ MAVIC ALLROAD PRO UST DISC ¥150,000-(税抜)
内幅22mmのワイドリムを採用した新しいUSTロードチューブレステクノロジー搭載の MAVIC ALLROAD PRO DISC は、軽量で剛性に優れ、高いレスポンスを発揮します。
デフォルトでイクシオン オールロード UST チューブレスタイヤ 片側 ¥7,500-(税抜) がインストールされています。
WTS (ホイール・タイヤ・システム )の理念に基づき、ホイールのみならず、タイヤまで含めたトータルでの性能を追求するMAVICのタイヤとリムの相性は抜群です。
グリップバランスと転がり抵抗をはじめ快適性、整備性に至るまで タイヤを含めたホイール全体が非常に信頼性の高い製品となっています。
ラウンドした形状と控えめのトレッドパターンはオンロードでの走行抵抗も抑えつつ、 オフロードではバイクの挙動をコントロール し易いタイヤです。
MTBと違いオンロードの走りが極端にスポイルされてしまうと、グラベルバイクの有用性も大幅に損なってしまうので、グラベルでのパフォーマンスと同様にオンロードの転がり抵抗も重視したいポイントですね。
テンションが掛かるスポーク周辺では、剛性や耐久性に関係のない素材をリムから戦略的に取り除く ISM4Dテクノロジー(インタースポークミリング)により、軽量化を実現しています。
剛性と軽量性のバランスのギリギリを攻められるのは、素材から溶接に至るまで、積み上げてきたMAVICのリムテクノロジーがあるからこそ。
スポークとスポークとの間のリム表面を切削加工して軽量化を図るテクノロジーにMAVICの凄さが隠れています。
他メーカーが真似することができないMAVIC独自の技術で製造されたリムは、一つ一つ微細な厚みの違いをレーザーで計測し、強度を確保できるギリギリの厚さに削り出していきます。
これにより、個体差に関わらず高品質なリムを均一に生産することができます。
丸い削り出しの形状は、空気力学的にも抵抗を減らし、スポークの応力も分散します。
この技法は行うためには、リム母材を多く用意する必要があるので必然的にリム母材のコストがかかる、非常に贅沢な技術と言えます。
ですが、MAVICがこのテクノロジーを開発してから同様のテクノロジーを巷でも多く見かけるようになりました。
それだけMAVICのコンセプトがエポックメイキングであったといえる証ではないでしょうか。
フリーホイールシステムは新型【IDS360】によって、素早いパワー伝達と優れたメンテナンス性を実現しています。
40枚の歯で構成されるデュアルラチェットシステムはペダルの踏み込みに対して即座に歯が掛かかり、スムーズなレスポンスを作り出す源泉です。
オフロードにおける繊細なペダリングが必要なシーンでこのシステムが活きてくるでしょう。
と同時に、トラクションコントロールがオフロードでのライディングにおける醍醐味の1つでもありますね。
この機構によって、絶妙なトラクション、バランスコントロールを楽しんで頂きたいものです。
スポークはMAVIC伝統の【 Zicral 】を採用しています。
独自の特殊アルミ合金で作られたスポークは軽量かつ高剛性に加え、耐久性も抜群です。
MAVICの高品質なリムとかけ合わせる事で、ホイール全体を構成する部品群の組み方で入力による捩じれに耐えうる剛性を生み出せます。
更に、【ISD360】フリーホイールシステムも加わることで、タフでレスポンスの良いホイールが完成するのです。
サイクリングの【その先へ!】
MYバイクにMAVICホイールをインストールして、日常から飛び出すアドベンチャー ライドをより上質にしましょう!
店頭にも幾つかのグラベルバイクやそれらに関連するパーツ&グッズを揃えておりますので是非店頭でご覧下さいませ。
グラベルデビューやカスタムの御相談も心よりお待ちしております。
2020.Feb. 9
チンバー脱着タイプのフルフェイスヘルメットはいくつものブランドから販売されておりますが当店のおすすめはGIRO SWITCH BLADEです。
Matte Iceberg (左) / Matte Black Hypnotic (右)
■GIRO SWITCH BLADE
メーカー価格 ¥34,800-(税抜)
通常のフルフェイスヘルメットよりも軽量・DHレースの安全基準を満たしている・被ったままでも脱着簡単・MIPS採用という事はもちろんありますが、ここまではどのブランドのヘルメットでもほぼ同内容の部分だと思います。
SWICH BLADEはフルフェイスにした時こそ真の姿。
ハーフヘルメットがフルフェイスにもなるのではなく、フルフェイスのチンバーが外せるヘルメットなんです。
一部のメーカーではバイザーが短くフルフェイスにした時に若干の違和感を覚えてしまう場合もありますが、SWITCH BLADEはフルフェイスとしてしっかりとした長さのバイザーになっております。
付属の予備バイザーにはGoProマウントが付いていますので、カメラを付けてアグレッシブな映像を撮るのも良いですね。
このヘルメットの使い勝手の良さをとても感じたポイントの1つとして水分補給のしやすさがあげられます。
喉が渇いて何か飲みたい時、フルフェイスヘルメットはあごのバックルを外し、一旦脱がないと飲み物が飲めません。
しかし、SWITCH BLDEはあごをクイッと上げるだけで簡単に水分補給できるんです。チンバーを外す必要はありません。飲み終わったら下にカチンとはめ込んであげればOK 。この機構かなり便利ですよ。
脱着方法はとっても簡単で被ったままの状態で着け外し出来ます。
下側のボタンを押しながらクイッと上にあげて斜めに引っ張り上げれば外す事ができ、付けるときはその逆の手順でOK。下に脱着の動画をアップしますので、参考にしてみて下さい。
サイズ感や各カラーの在庫状況など他にもご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
2020.Feb. 4
FIZIK、prologo、SELLE ITALIA...etc
昨今、各メーカーから続々とショートノーズサドルがリリースされました。
ご存じの方も多いと思いますが、ショートノーズサドルの有用性にいち早く気づき、世に送り出したのが”SPECIALIZED”です。
SPECIALIZEDはサドル作りに際し、乗車時の会陰部の圧迫や血流の阻害を解消する製品作りにいち早く取り組みました。
バイクに乗っていない時も含め、健康なライフスタイルの実現を目指す製品作りが一貫したコンセプトになっています。
今では殆んどのメーカーで採用されているサドル中央に穴空きの溝(チャンネル)を設けたサドルもSPECIALIZEDが最初に取り入れたイノベーションなのです。
チャンネル・デザイン、ショートノーズ...2つのテクノロジーにMIMICテクノロジーを加えて、 女性ライダーへの福音となる 【Women’s Power With MIMIC】も生み出しました。
ヘルメットやシューズにも言えることですが、SPECIALIZEDの着眼点や分析力、そしてユーザーの手に渡るまでの熱意に敬服させられます...
個人的な雑感として・・・
【 SPECIALIZED = ショートノーズサドル 】
というパブリックイメージが先行しているように感じます。(それだけ、爆発的にショートノーズサドルが普及した事の証でもありますが...)
しかし、SPECIALIZEDサドルの真骨頂は、 【 人間工学に基づいた設計を科学的に検証し、それらをライダーの利益として提供する多様性のある製品群 】だと思います。
当店ではSPECIALIZEDのサドルラインナップの中でも特に人気のある数種類のモデルを常時取り揃えております。
せっかくなのでPOWER、POWER ARC (以下ARC) の形状の違いや数値を比較してみましょう。
公平を期すため、サドルのウィング幅を155mm(143mmのサイズもございます。)で統一して測定しております。
御自身のサイズがピンとこない方は、骨盤の大きさを基にフィッターが測定させて頂きますので是非ご相談下さい。
完成車についているサドルが実はご自身の適正サイズより小さいなんて事がよくあります。
それでは重量測定から・・・
まずは『 POWER 』 160g 軽量サドルとして十分な数値です。
そして『 ARC 』 143g POWERよりも17g軽量ですね。
左 POWER、右 ARC
次は、真上から見たデザインの比較です。
POWERとARCはノーズの短さを活かして、前傾姿勢や前乗り時にノーズが内腿に擦れにくくなっているので、ペダリングの阻害を大幅に低減できます。
POWERの方がチャンネル ( サドル中央にある穴空きの溝 ) を大胆にとっており、より会陰部に対しての圧迫感を軽減できます。
左 POWER、右 ARC
左 POWER、右 ARC
最後は真横と真後ろからの比較です。
ARCを真横から見た時のサドル後部のカーブが際立っていて、真後ろから見るとフラットに近いPOWERに比べてラウンドしています。
ARCの特徴である立体的な曲面がお尻をピタッと収めるスポットになり、 ライダーとサドルとの一体感を作り出します。
POWERはフラットな座面を活かして骨盤を傾けた姿勢でも立てた姿勢でも、どちらにも対応できるサドルです。
先述の大胆に設けたチャンネルと相まって、アグレッシブな前傾姿勢をとる方にオススメである反面、適切な余裕をもったウィング部分が、ヒルクライム時のサドル後方に荷重がかかるシチュエーションでもしっかりペダリングをサポートしてくれます。
SPECIALIZEDサドルの中でも最新のモデルである『 ROMIN EVO 』
ショートノーズサドルではありませんが、スタッフにも愛用者多数のサドルを是非御紹介させて下さい。
重量 160gのPOWERと持ち比べて体感出来る軽さの違い、ヒルクライムでのダンシング時にこの軽さがジワジワと効いてくるので侮れませんよ...
サドルの全長がPOWERとARCよりも3cm長くなるので、前後の着座位置をより幅広くとることができます。
細かなポジションを使い分け、より多くの筋肉を動員できることにより、下肢の筋肉疲労を分散できるように感じます。
前方に傾けた骨盤をサドル後部で保持する乗り方を好むライダーにはオススメですよ。
ノーズからサドル中央までが細身に作られているので、サドルセッティングをだして骨盤前傾のペダリングをした時の気持ち良さは抜群です。
比較してみて改めて、SPECIALIZEDサドルの作り込みとラインナップの多様さに感心させられました。
他社に比べて、スペックと価格のバランスが取れている点も見逃せません。
メーカーによっては価格が3万円をオーバーするものもある中で、スペックとバリエーションで全く引けをとらずに価格が ¥26,000-(税抜) というのはユーザーの皆様には嬉しいポイントですね。
左からROMIN EVO、ARC、POWER
因みに、サドルはベースに対するレールの取付位置が製品によって様々 です。
ROMIN EVO とPOWERシリーズも互いに異なり、ROMIN EVO に比べてPOWERシリーズはレールが後ろよりに付いています。
シートポストがオフセットしていて、サドルの後退幅が大きくしっくりこない...という方や、その逆でポジションをもっと前で乗れるようにしたい方はサドル交換も含めた、フィッティングによるサドルポジション見直しを是非オススメ致します。
サドルはフィッティングと組み合わせることで、よりライダーのパフォーマンスを引き出し快適性も向上しますよ。
サドルチョイスやポジションについてお悩みの方は是非スタッフまで御相談下さいませ!
SPECIALIZEDサドルの中からあなたにフィットしたサドルを見つけてみませんか?