2020.Jun. 26
ツール・ド・フランスの優勝者、アイアンマンやタイムトライアルの世界チャンピオンといったトップアスリートのバイクに装着されているペダル【 SPEEDPLAY 】
独自に革新的なシステムを開発し、クリートとの一体感がスムースなペダリングと安定感を約束します。
その独自の構造から、クリートの細かな位置調整についても大きなアドバンテージを持っており、長年に渡り多くのトップレーサーからホビーレーサーのライディングをサポートしています。
その秘密は、クリート取付時の位置調整の際に、縦位置、横位置、フロート角度 を個別に調整できる SPEEDPLAY 独自の機構にあります。
多くのペダルメーカーのクリートが、上写真の様に縦・横を一度に調整せざるを得ない仕組みであり、フロート角度( ペダルとクリートが嵌っている状態でシューズを左右に動かせるあそびの幅 )も使用しているクリートの種類で決まってしまいます。
対して、SPEEDPLAY のクリートは調整に関わる部分がそれぞれ分けられており、3つのパーツでより正確かつきめ細やかな調整が可能です。
シューズに対して最初に取り付けるパーツが【プラスチックベースプレート】
このパーツは紫色のスナップシムという横から見るとアーチ形状になったシムと黒色のベースプレートが一体になって構成されています。
元々付いているシム以外にアーチ形状がより深くなっているシムも付属しています。
シューズのソールとシムのアーチが合っていないと、上写真のようにプレートとシューズに隙間が生まれてしまいます。
ペダリング効率、クリート脱着に悪影響が出てしまう他、部品に過度な負担をかけてしまうので適切な組み合わせで使いましょう。
ブラックプラスチックベースプレートで、縦位置すなわちクリート位置を前方よりにするか後方よりにするかの調整を行います。
次に、【 スプリングハウジング 】の上に【 メタルボトムプレート 】を重ねます。
縦位置が決定しているベースプレートに重ねて4点のボルトを仮締めした状態で、横位置を決定します。
最後に、【 スプリングハウジング 】の横側から飛び出ている上下のイモネジを使ってフロート角度を調整します。
上写真の様に、下側のネジで踵を外側にずらした時のあそびを調節でき、上側のネジで内側へのあそびを調節できます。
人間の体は誰しも身体各部の長さや太さ、柔軟性などの「左右差」というものをもっており、その差がペダリング時に描く脚の軌道のクセとなって現われることがあります。
こういった特徴を考慮したきめ細やかなセッティングも可能なのがこの「SPEEDPLAY」最大の特徴です。
SPEEDPLAY はペダルの肝である回転部分の品質も優れています。
精密なカートリッジ、およびニードルベアリングを使用しており、他のほとんどのペダルに見られるような2つのベアリングではなく、3つのベアリングを使用します。
これにより、ペダル本体を薄くすることができ、コーナリングクリアランスを従来のペダルよりも多くとることが可能です。
普段のライドでは、地面や路上の障害物にペダルがヒットする可能性を大きく改善でき、レースシーンなどではコーナーでよりバイクを倒し込むことができ、ペダリングをしながらでも余裕をもってバイクをコントロールできます。
コーナーワークが勝負を分けるレースにおいても非常に有効なペダルです。
ペダルボディサイズを抑える為、ベアリングは小さなサイズを使用しております。長期間パフォーマンスを発揮させるためにも定期的なグリスアップやオーバーホールを行うのがオススメです。
SPEEDPLAYペダルは、ペダルとクリートが一体化した時に、クリートの内部にペダルが潜り込むように隠れる仕組みになっています。
シューズとペダル軸が近く接することにより、ペダリング時やペダルの上に体重を乗せてバランスを取っている時の ” ダイレクト感 ” を体感して頂けるでしょう。
そしてペダル本体の飛び出しが少なくなることにより、空気抵抗の削減に効果を発揮し、クリートを覆っているZero Aero Walkable™ クリートカバーに施されたゴルフボールに代表される表面のディンプル加工で、エアロダイナミクスを更に向上させます。
昨今のエアロダイナミクスを重視したバイクとの相性も良好ですよ。
私もSPEEDPLAYを愛用しておりますが、ロードバイクに乗り始めてから慢性的に抱えていた右膝痛もここ数年は発症しておらず、安心してペダリングに集中できます。
ペダルに必要な要素を高いレベルで備えており、自分にとって無理のないペダリングをサポートしてくれる SPEEDPLAY のペダルは毎日のライドで欠かせない存在になっています。
シューズをビンディングペダルに嵌め込む際の方法として多くのペダルメーカーが、つま先からエントリーして最後に踵をペダルに押し付けるような嵌め方が一般的ですが、SPEEDPLAYはペダルを踏み込むようにしてシューズと接合します。
ペダリング動作の延長のような感覚で、嵌め込めるのでとてもナチュラルに装着できます。
また、ペダルの装着時に、万が一踏み外してしまう様な時でも足の裏全体でペダルへエントリーしている分、踏み外した時のリカバリーがし易い一面もあります。
特に、ビンディングデューを控えていらっしゃる方は、ペダルとクリートが固定されることに不安を感じたり、扱えるか心配な方も多いのでは?
ロードバイクにも慣れてきて、いよいよビンディングデビューをお考えの方にも是非 SPEEDPLAY のペダルをオススメ致します。
店頭にて SPEEDPLAYペダルとクリートを各種御用意しておりますので、今回の記事でお伝えしきれなかった性能や特徴、ビンディングペダルそのものについても遠慮なく御相談くださいませ!
今回ご紹介した商品は当店通販サイトBIKE ONLINEにも掲載しております。
是非ご活用ください。
未掲載商品に関しても、店頭にストックしている商品がございますので遠慮なく御相談くださいませ。
お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。