2022.Aug. 12
木曜祝日の振替休日となった水曜日は“山の日”を先取りしてマウンテンサイクリングを楽しむべく山北方面へ行ってまいりました。
台風の影響なのか、海岸線は砂が吹き荒れる強い横風でしたが内陸に入るとすっかりと落ち着き、いつもの長閑な風景に一安心。

大井・松田エリアに入る手前の田んぼには沢山のトンボが飛び交い、早くも秋が訪れたかのような雰囲気が広がります。
…とはいえ、そこはまだ8月。暑い日が続いています。
そんなわけで今回のライドテーマは山岳ライドと涼しげな清流の空気を感じること。


改めて神奈川県は奥が深い!
まだ足を運んでいなかったエリアにこんな素晴らしい景色が広がっているのとは…!
まだまだ県内探索ライドが楽しめそうです。

標高300m弱の小高い山から降って来ると、そこには本日お目当ての清流が待っていました。
夕方に差し掛かり気温のピークを過ぎたこともあり、ちょっと涼し過ぎるぐらい。
川にドボンは遠慮しておきました。

夜には沢山の蛍も見れるスポットという事でしたが、残念ながら装備はフロントライト1つのみ。
帰りのバッテリー残量を考えた結果、すぐさま先へと進むのでした。

今回のライドで、もう一つの目的がコチラ。
スポーツバイクのサドルを牽引してきたブランド「fi’zi:k」よりリリースされている、3Dプリントパディング採用モデル“ADAPTIVE”シリーズのテストも兼ねていたのでした。

“ADAPTIVEシリーズ”の中でも、今回のテストはショートノーズタイプ「ARGO」をテスト。
こちらは金属レール“K:ium”を採用し、3Dプリントパディングのサドルながらコストパフォーマンスの高い「R3」というグレードです。

やはり皆さま気になっているのは、同じく3Dプリント技術を採用したSPECIALIZED “MIRRORシリーズ”との比較ではないでしょうか?

かくいう私も「POWER MIRROR」を愛用しており、発売時期としてはSPECIALIZEDよりも先んじてリリースしていたfi’zi:kのサドルも気になっていたのでした。
ハニカム構造で一見すると同じようなサドルですが、実際に乗ってみるとまるでキャラクターが違うことに気付きます。

安定思考の「POWER MIRROR」に対し「ARGO」は実にfi’zi:kらしい味付け。
若干ラウンドした形状からも表れている通り、足の回りが良く、少し前傾を深くしたポジションにマッチする印象です。
前後座面フラットな初期セッティングから、少しノーズを下げたセッティングにすると自分のフォームにフィットして良い感じに。
3Dプリントから成るパディングは「POWER MIRROR」よりも“コシ”のある感触で、「ドッシリと座る」というよりはペダルを回してしっかり出力していく、コンペティションバイクにフィットするコンセプトなのだという印象を受けました。

帰りは名も知らぬ林道を、暗くなる前に抜けるべく本気の“夕暮れアタック”。
何だかんだ長く続く林道は標高500mぐらいまで登りました(通行止めとかじゃなくて良かった!)
無事、暗くなる前に下山する事に成功し、“山の日”を存分に満喫したライドとなりました。
お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。