2022.Jun. 14
市民レースとしては国内最大規模を誇る“ニセコクラシック”に参戦してまいりました!
“ニセコクラシック”
アマチュアレーサーが競うレースですが、本格的な山岳セクションや日本国内とは思えない程の雄大な自然の中を走る、とても格式の高いロードレースです。
レースはエイジカテゴリーで分けられ、上位20%に入るとUCIグランフォンド世界選手権の出場資格を獲得できる…という実に目指し甲斐のある日本最高峰のアマチュアレースがこの“ニセコクラシック”なのです。
コロナ禍による影響で2019年の開催を最後に3年ぶりに開催が実現した本大会。
以前から一度は出てみたいと願っていたこともあり、今回初挑戦してまいりました。
金曜日に北海道入り。
飛行機を利用する輪行もコツさえ掴めばそれほど敷居は高くありません。
新千歳空港からレンタカーを借りて、今回滞在拠点となる倶知安へ向かいます。
金曜日の天気は降ったり止んだりの不安定な天気。
空港から2時間弱のドライブを楽しみながらホテルに到着しました。
街中をかなりナチュラルにキツネが小走りで去って行きましたが、これは日常なのでしょうか。笑
荷解きとバイク準備を完了させ1日目は終了です。
6月11日 土曜日。
生活リズム調整のため早起きをした2日目は、受付まで時間がたっぷりある事を生かし、車でコースの下見ドライブをする事に。
“パノラマライン”と呼ばれるコース一番の山岳は濃霧で真っ白でした(この日がレースDAYじゃなくて本当に良かった!)
コースには曲がる箇所やスピードコントロールの注意喚起をする工夫がしっかりと準備されており、初めての参加でも安心して楽しめそうです。
先が見えない程の超ストレーーーーーート。
「こんな所で一人旅になったらキッツいなぁ〜!」なんて冗談でも言うもんではありません。
試走ドライブ終了後はランチを済ませ、いよいよ大会受付を行うべく会場へ。
滞在しているホテルから10km程度のちょうど良い距離なのでサイクリングがてら向かいます。
この日も羊蹄山は絶妙に雲隠れ。
明日は全貌が見える程の天気になることを祈り、受付任務が完了しました。
ホテルに戻ってからはレースの最終準備。
ジェルをメインに約1200kcalをフラスクボトルに準備をしました。
早めに起床していた事で良いリズムができ、この日は21時に就寝。
6月12日 日曜日。
ついにレース本番。5時前に会場へ到着するものの、10℃を下回るあまりの寒さに車で待機をする事に。
5時15分ごろ駐車場から会場へ移動し、待機場所にバイクを並べました。
5時50分。選手整列。
徐々に迫るレーススタートにワクワクと不安が混ざった不思議な気持ちになってきました。
6時15分。エイジカテゴリー分けされたグループは少し時間を空けながら順次スタートしていきます。
→レースの詳細レポートは「MGM GROMA RACING TEAM」のFacebookページにて掲載してます!
〜レースを終えて〜
何とか無事に走り切った152kmのロードレース。
タイムも順位も全然でしたが、まずは無事に走り切れた事にホッとしました。
最後は羊蹄山もクッキリ見えたし、ゴール後に頂いた豆大福も美味しいし最高!
バイクは今回もトラブル無く最後まで快調そのもの。
長い登りに対応するため、今回はあえてチューブレスタイヤは選択せず、超軽量なセットアップにて挑みました。
チェーンオイルは勿論“決戦用”のとっておき、「LUDICROUS AF」施行のチェーンにて。
ロングも雨天も全く気にせず走れる最高の超低フリクションオイルです。
大会はMAVIC、SHIMANOが機材面のサポートを行ってくれたおかげで安心してライドが出来ました。
走っている最中、応援してくれる地元の方やボランティアスタッフの声援が暖かく、キツいけど最後まで走り切りたい。そんな気持ちに自然となる素敵な大会に感謝しかありません。本当にありがとうございました。
会場を後にし、最後は羊蹄山を眺めながらの露天風呂。贅沢〜!
レースの疲れを癒やし、ニセコでの楽しいひと時を終えました。
そしてせっかくの遠征ですから、当然忘れてはいけません。ご当地グルメ♡
ご当地ハンバーガー(デカい!)にジンギスカン、ソフトクリーム…とこれでもかと言うほどグルメ面でも堪能させていただきました。
「ニセコクラシック」
非日常を心の底から楽しめる特別なレースがそこにありました。
時間も遠征費用もそれなりに必要ですが、“ツール・ド・おきなわ”と同じぐらい是非一度は体験して頂きたいレースイベントでした。