2022.Aug. 11
「ヒルクライマー達の祭典」乗鞍ヒルクライムが迫ってきましたね!
日本一のヒルクライムレースとしてもそうですが、標高2700mを超えるゴール地点の絶景でも有名です。
私はレースには出ないのですが、日本中のライダーが憧れる景色を見てみたくなり、
先日の定休日を使って一足先に乗鞍に行ってまいりました。
せっかくなので往路は完全自走!
松本で宿を取って乗鞍高原を目指します。

初日は天候に恵まれ一日中快晴。
津久井から甲州街道を登って長野県松本市に向かいます。
お盆前の一番暑い時期だったこともあり、甲府盆地の最高気温は39.5℃!

当ブログでも何度かご紹介してますが今回も保冷ボトル&シャワーキャップが大活躍しました。
これにコンビニで買ったバラ氷と水を入れ、掛けつつ飲みつつ進んでいきます。
気温40℃近い猛暑の中でも冷たさが保てるのが本当に助かります。

甲府盆地を抜けるころには陽が落ちて気温も落ち着きました。
諏訪湖で行われていた花火大会を遠目で眺めつつ先を急ぎます。
水分補給で休憩が多くなったこともあり、宿につく頃にはすっかり夜中になっていました。
今回暑さ対策と同じぐらい気を使ったのが体の痛み対策です。
ワンデーライドであれば気にならないちょっとした違和感も、複数日に渡るライドだとダメージが蓄積し、思わぬ痛みが発生する場合があります。
特にバイクと身体が触れる「ショーツ・グローブ」はクッション性・快適性重視で選びました。


ASSOSのロングライド向けシリーズ「MILLE GT」の上位モデル
『 MILLE GT SUMMER BIB SHORTS C2 GTS 』
パッドが二重構造になっており細かな振動と大きな振動の両方を効果的に吸収します。
またレース向けモデルから受け継がれたビブ部分の新構造、「A-Lock Engineering」によってフィット感抜群。
長いライド中も常にパッドを安定させ脚と臀部をサポートしてくれました。


今回初導入のKINETIXXのグローブ『Lou(ロウ)』
見た目の通り抜群のクッション性です。
パッドの薄い・厚いには好みもあると思いますが、
十時間を超えてくるライドだと疲れから手に負担が集中する場合が多いので、
握り心地のマイルドなグローブがお勧めです。
ライドの内容によって使い分けるのも良いかもしれませんね。
二日目は松本から乗鞍山頂を目指します。


松本はとにかく空が広い!
市街地から数キロ行っただけでこの光景です。
気温も前日と比べれば涼しく、走りやすい天気でした。


松本から乗鞍山頂までは60kmほど。
前半は程良いアップダウンが続きます。
途中の道の駅で信州そばを頂きつつ、気持ち良く登っていったのですが山頂に近づくにつれ徐々に天気が怪しくなってきました。


頂上付近は数メートル先さえ見えない濃霧。
想像していた光景とは違ったものの、ライダーも登山客もおらず、霧に包まれた峠を一人走る幻想的な体験でした。
写真では見たことのない景色に出会えるのも旅の醍醐味ですね。
今回ライドにあたって自分なりに事前準備をして臨んだのですが、実は反省点が一つあります。

それは寒さ対策。
標高2500m越えの峠は麓より15℃以上気温が低くなります。
ダウンヒルも当然長く、加えて山頂付近は天気が変わりやすいので防寒着は必須です!
・・・私は忘れて大変だったので行かれる方は是非対策していきましょう。


必要になってくるのはウインドシェルやジャケット(レインウェアも兼ねていると◎)。
アーム・レッグカバーなどの嵩張りにくく、すぐに着用できるウォーマー類。
加えてトゥーカバーや防風グローブなど、末端部分の冷えを防止できるアイテムをお持ち頂くのがオススメです。

狙っていた景色は見られませんでしたが、
「自分の足で、普段想像もしない離れた所まで行ける」という自転車旅の楽しさを存分に味わってきました。
涼しくなった頃にまたチャレンジしたいと思います!
お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。