2021.Dec. 27
11月12日。3日目がスタート。
宿泊したホテルのご厚意に甘え、雨で汚れたバイクは洗車させていただきました(ありがとうございました!)
3日目は午前中が勝負の日。
ペースを上げていきたい所でしたが通勤時間帯と重なってしまい少し渋滞気味です。
渋滞をくぐり抜け、少し焦り気味で踏んでいきます。
少々雨がパラつきますが、この程度はもはやノーカウントなのです。
出港時刻5分前に和歌山港に到着。
もう時間的にダメだろうと諦め、次の時刻のチケットを買うつもりで窓口に行くと「まだ大丈夫」とのありがたいお言葉。
無事に8時30分出港のフェリーに乗ることができました。
乗船!いよいよ旅らしくなってきました。
およそ2時間ほどの船旅。
客室内はこの様にくつろげるスペースがあり仮眠を取ったりストレッチしたり、とのんびり過ごせます。
私は旅の装備品の整理整頓をして過ごしました。
使わないウェア類は今回もオルトリーブ『ドライバッグ』に収納しています。
嵩張らないように畳んだ後、”圧縮袋”のように空気をバルブから抜いてコンパクトにでき、突然の雨でも中身が濡れる事もありません。
また、逆に汚れたウェアを入れてサドルバッグの中をクリーンに保ったりと…様々な使い方が可能な便利アイテムなのです。
そうこうしている内に船は着実に進み、着港間近。
3日目にして遂に気持ちの良い青空!やはり天気が良い方がテンションも上がります。
着港!
いよいよ、この旅の大本命!楽しみにしていた四国に入りました。
徳島県に来て、真っ先に目指すのは…
もちろん“うどん”です。
疲れた身体に染み渡る優しい味のうどんと、お店の定番メニュー!?(らしいです笑)の鯖寿司でエネルギー補給しました。
これまでの旅路による蓄積疲労と、朝イチのフェリー乗船時間アタックで今日はやや疲れ気味でしたが美味しい食事に癒されました。
本日のルートは計画上、距離が短く・登りも少なく最もイージーな絶好の脚の回復日。
徳島県にさえ入ってしまえば“コッチのモノ”で、あとは軽くペダルを回しながら本日の宿に向かえば良いだけなのです♪
…のハズでしたがそんな甘い計画は、強烈な西風により見事に吹き飛ぶことに。
西へ西へとひたすら真っ直ぐ進む本日のルート。
私の回復日は消え去り風との真っ向勝負の日になるのでした。
初めて目にする四国の景色。周りはどれも楽しそうな山々ばかりです。
そんな事を考えていると、どうも空の様子が…
フェリーで見た青空が懐かしくなるほど本降りとなり、本日もレインギアの登場です。
頼れる最強アイテムを持ってきて本当に良かったな、と思いました。
目の前には“高知県”の標識も表れ始め、いよいよ遠くまで走ってきた実感が湧いてきます。
「やけに冷気が鋭いなぁ〜」と思ったら道路の気温表示「5℃」となっていました。
愛媛県に入った所でようやく雨が上がりました。
雨上がりの山々が神々しく美しい…!間も無く日が落ちます。
本日の宿、新居浜まであと少し!
“聞いてないよ峠”を登り、右手には恐らく美しい瀬戸内海が広がっている事かと思いますが残念ながら見えませんでした。
街灯なし、漆黒の闇に包まれた峠では毎度おなじみ“FLUXフロントライト”が最強です。
超ワイドな照射角によりヘアピンコーナーを抜ける時でもしっかりとコーナー出口を把握できオススメです。
峠を抜け、無事に本日の宿“新居浜”にゴールしました。
【DAY.3】151.13km/853mUP/TSS219/3,789kcal