2019.Nov. 1
季節も移り変わり、日没の時間も早まりましたね。
天候が安定せず雨天、雨上がりのシチュエーションも多くなる季節。
そんなときに多くなるのがBBのトラブルです。
![](https://grovekamakura.com/wp-content/uploads/2020/01/EVO-768x480.jpg)
ペダリング時の異音でお預かりした車体。
BBを開けてみるとこのような状態、グリスに砂が噛み込んでしまっていました。
この状態のままだとベアリングのゴロつき、異音等の原因になる可能性も…。
![](https://grovekamakura.com/wp-content/uploads/2020/01/EVO1-768x480.jpg)
今回はベアリングの状態が良かったのでクリーニング、グリスアップを行いスムーズな回転を取り戻すことが出来ました。
![](https://grovekamakura.com/wp-content/uploads/2020/01/BB-spindle-768x480.jpg)
特に圧入式のベアリングはグリスが切れるとシャフトの焼き付きの原因になり、パーツの交換が必要となる場合も。
下のスピンドルは焼き付きで大きなキズがついてしまいダメになってしまったもの。
定期的なクリーニング、グリスアップで防ぐことが出来ます。
![](https://grovekamakura.com/wp-content/uploads/2020/01/BB-Spinle-768x480.jpg)
キャノンデールのスピンドル、BBにはWAKO’Sのブレーキプロテクターが推奨されています。
他多数メーカーからグリスが展開されていますが粘度、耐久性はピカイチです。
スピンドルのベアリング当たり面に適量取り、左側の様に薄く塗り広げていきます。
![](https://grovekamakura.com/wp-content/uploads/2020/01/BB30-768x480.jpg)
BB側にもベアリング当たり面はもちろんサイド部分にも防水性の高いグリスを塗布、適材適所でグリスを使い分けることでパーツの寿命を延ばすことが出来ます。
![](https://grovekamakura.com/wp-content/uploads/2020/01/SI-BB-768x480.jpg)
最後にスペーサー、クランクを取付けます。
このとき先程のグリスが、はみ出し汚れの原因となりますので拭き取りをし完了となります。
![](https://grovekamakura.com/wp-content/uploads/2020/01/e4337ab9cdf8b0ad27c50ce31138bbd9-768x480.jpg)
クリーニングはあらゆるメンテナンスの基本中の基本。
きれいにしてあげることで、気持ち良く乗れることはもちろんですがパーツの破損、摩耗なども発見できます。
当店プレミアムメンバーの方はパーツの交換を伴わない点検は永年無料となりますのでお気軽にお声掛け下さい。