2019.Jul. 23
新型SuperSix EVOに続きCAAD13もテストライドをさせて頂きました。
先代モデルであるCAAD12でも充分金属フレームとは思えない程の軽量さとスムーズで抜群の乗り心地。
「最新規格へのディスクブレーキ化以外にまだ進化できる所があるのか??」
ルートや路面コンディションはEVOと同じ。単純に“EVOとの乗り比べ”という意味でもどこまで違うのかワクワクしながらのスタートでした。
「13」
不吉な番号と言われるこの数字は欠番になる事も多く、自転車レースで「13」に当たる選手はジャージのゼッケンを逆さまに付けて走る姿もあったりします。
「アルミニウムの原子番号が13」
アルミフレームのパイオニアであるCANNONDALEはこの番号を「ラッキーナンバー」として特別な気持ちで開発がスタートしたそうです。
■CANNONDALE CAAD13 Disc Force eTap AXS
今回試乗させて頂いたのはフラッグシップモデルであるSRAM eTap仕様のCAAD13。
つまりはCANNONDALEがCAAD13でやりたかった性能が全て引き出されたモデルでもあります。
シャンパンゴールド色のフレームとNEWロゴが相性良くとても上品なルックスですね。
EVO同様に長めのヒルクライム。淡々と登り続けた後に平坦&下りの高速セクションが現れます。
一言で言って「とんでもなく良いアルミバイク」
乗り出してすぐに体感できるレベルで進化を遂げています。
今までの“SAVE”形状は影を潜め、全く違う形へと進化。
代表的な部分がこのリアバックです。EVOやTOPSTONE CARBONと同じくシートチューブを積極的に“しならせる”構造へと変化をしています。
その“しなやかさ”はSYNAPSE CARBONに迫る数字なんだとか。
通りでシルキーな乗り味なワケで、アルミフレームである事を忘れてしまう程。
45mmハイトのKNOTカーボンホイールがエアロ化されたフレームと相性が良く、ハイスピードの伸びがまるで違うと感じました。
大幅な形状変更はエアロ化が進むだけでなくこんな所も。
アルミフレームにも関わらずシートクランプが見当たりません。
EVOやSYNAPSE同様シートチューブ内側より固定するタイプへなりました。
より一層シートポストの“しなり”を生かせるシステムとなっています。見た目もスタイリッシュ。
28cタイヤがアッセンブルされてきます。
エアボリュームがあり乗り心地&トラクションが抜群。
DISC仕様モデルでは30cまで対応できるようなので様々なシチュエーションに対応でき、楽しみの幅が広がりますね!
フェンダーを取り付けられるダボ穴があり雨の日のトレーニングに使うセカンドバイク、または通勤バイクとしても超優秀です。
さすがに切れ味はEVOに勝る事はありませんが「本当にアルミフレームなのか」と疑う程ポテンシャルの高いバイクです。
アルミフレームの可能性を極限まで高めた「CAAD13」
CANNONDALEの本気度がひしひしと伝わって来る名作です。
お客様の安全とスタッフの健康状態を保つ為、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。