2019.Aug. 3
新型SuperSix EVO、CAAD13と続きラストはTopstone Carbon。
俗に言われる“グラベルロード”というカテゴリーの響きからロードバイクよりも「安定感抜群、まったりとしたライドフィール」を想像していたのですが・・・まったくもって予想を裏切ったのがこのバイク。
■CANNONDALE Topstone Carbon Force eTap AXS
今回試乗させて頂いたのはSRAMが誇る無線電動シフトeTap搭載のモデルでTopstone Carbonシリーズ内ではハイエンドモデル。
コックピットはエアロ+振動吸収性の高いHollowGram SystemBar 、シートポストにはSAVEシートポストが標準装備されています。
最初から22mmハイト/ワイドカーボンリムのホイールが標準装備されているのもポイントで、仕様からするとかなりコストパフォーマンスが高いモデルです。
ライドは当然の事ながら舗装区間からのスタートしました。
37cの太いタイヤからは想像できないほど軽快なペダリングに驚き…!!
想像していた“まったり感”は無く「単にカーボンフレーム化したグラベルロードバイクでは無いのだな」と乗り出して数秒で悟りました。
進む、進む。グイグイ進むレスポンスの良いフレームは30mmのフレックス幅があるバイクとは思えないほど。
太いタイヤこそソフトな脚当たりではありますが、舗装路区間のダルさがありません。
しばらく走ると舗装路が終わり、お楽しみのグラベルセクションへ♡
わざとトラクションを無視した少々雑なペダリングをしてもリアのトラクション抜けが少ないのが印象的。
KingPin Suspensionが良い仕事をしているようで、この感覚は今までのグラベルロードバイクには無い感覚。
あまりにナチュラルに仕事をするもので乗っている最中にはまるで“サスペンション感”がありませんが、確かにタイヤが路面を掴まえている感覚に少し余裕があります。
帰りはやや荒れたグラベルダウンヒル。
普段からMTBを楽しんでいる身としてはドロップハンドルとリジッドフォークは楽ではなく少々腕に来ますがスピードレンジを抑えれば、これはこれで楽しいなぁっと。
限りなくロードバイクに近いレスポンスで走れると考えれば“MTB寄りの楽しみ方”よりは“ロードバイクだけど何処でも行っちゃうぜ”的な遊び方がピッタリなのではないかと思いました。
ロード用のタイヤ&ホイールを履かせるのも面白そう。
もはやこのバイクは“グラベルロードバイク”ではなく“ALL ROAD”といえるカテゴリーではないでしょうか。
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