2019.Apr. 11
噂されていた新型ROUBAIXがついに公表されました。
印象的なのはTARMACと遠目では見分けがつかないくらいにシェイプアップされたそのルックス。
S-WORKSグレードのフレーム単体重量は900g以下との事。
モデルチェンジしたNEW ROUBAIXの第一のアピールポイントはこの軽量さです。
スムーズさ=速さであることを実証して見せた先代ROUBAIXの象徴であるFUTURE SHOCKは引き続き搭載されます。
ただし大きな進化を遂げており、上級グレードに搭載されるFUTURE SHOCK2.0ではなんと減衰の調整が可能となっています!
トップキャップの代わりに付いているダイヤルがそれです。
ミドルグレードではFUTURE SHOCK1.5という物が入るのですが、こちらはロックアウトは省略されています。
シートポストはTARMACと同じD型断面形状となりました。
ただしTARMACのそれよりもしなりやすくなっているとのことです。
ボリュームの大きさを感じさせるクランプ部分ですが・・・
カバーを外すとこの様になっています。
クランプ位置を下げる事でシートポストのしなりを増やすという思想は先代と同じですが、見た目も整備性もよりスマートになりました。
実は先日、我々の良く知る三浦半島で気が済むまで試乗し倒すという未曽有の機会に恵まれました。
一言でいうと「まるでTARMAC」、この言葉に尽きると思います。
漕ぎだしの軽さ。登りの軽快さ。素直なハンドリング。わかりやすい挙動。
レーシングバイクに求められる全ての要素がTARMACに比肩するレベルの高さにあります。
それでいながらハンドルから伝わってくる路面の振動の少なさ。
もはやレーシングバイクとエンデュランスバイクの垣根を設ける事は無意味なのかもしれません。
両者の良さをここまで両立させることが出来るということが実証されてしまったのですから。
FUTURE SHOCKも大きな進化を遂げていました。
調整ができるようになったのも大きいですが、従来のFUTURE SHOCKになかったプログレッシブ感を感じるようになったのが大きいです。
どういうことかというと、沈んだ時にストロークが後半になるにつれて踏ん張る様な味付けになっていて、底付きしにくくなっているんですね。
そして伸びきってトップアウトした時も今まではコツンと戻り切った感触を小さく感じていたのですが、それが一切なくなりました。
この二つが合わさった結果、ものすごくナチュラルな乗車感を実現しています。
荒れている路面で今まさにショックが仕事をしている瞬間も、動いていることを意識させないほど。
ミドルグレードのFUTURE SHOCKもロックアウト機能こそないものの、プログレッシブ感は近いものがあるとのことです。
このバイクの凄さはぜひとも実際にお試し頂きたい!
というわけで各系列店にROUBAIX SPORTの試乗車をご用意させて頂きました。
(店頭試乗車のサイズは事前にご確認下さい。)
ロードバイクの進化の方向に一つの答えを示したと言っても過言ではない特別な一台。
刮目してご試乗あれ。