2023.Aug. 5
やっとのこと落ち着いてきたマウンテンバイク(以後MTB)のホイールサイズ。
その中でも逆行するかのように27.5インチが採用されたMARIN「SAN QUENTIN 2」
最新じゃない、と思ってしまいますが実は狙ってのこと。
ジオメトリー(設計図)を読み解いていくと、公式の説明通り「トレイルライドとエンデュロを楽しみたいライダーに向けてフリーライダーのレジェンドMATT JONESと共同で開発したオリジナルバイク」になっているのです。
まさしくフリーライダーのオリジナルバイク。ダートジャンプ(以後DJ)をも視野に入れた、てんこ盛りMTBの「SAN QUENTIN 2」をご紹介します。
■MARIN SAN QUENTIN 2
Color:GROSS.BLUE / BLACK Size:M ¥218,900-(税込)
MTBの選び方
走るフィールド・難易度など用途に合わせて設計が異なるMTBには、大きく分けてDH・エンデュロ・トレイル・XC・DJの5種類に分かれています。
この中でも今回紹介をしている車体同様、間をとった兼用車体もあったりしますが、どうしてもカバーしきれないジャンルが生まれてきます。
いまシーズン真っ盛りのゲレンデではエンデュロ・トレイルバイクが活躍し、パークでダイナミックなジャンプやトリックをしたい方はDJが欲しくなる。
DHやXCに関してはより競技性が高くなり、走る目的がある方が選ぶことの多いジャンルになります。(憧れから選ぶことも)
ということはMTBを始めるうえで悩むポイント「ゲレンデで走ってみたいけどトレイルや町中、さらにはあの人みたいにジャンプ・トリックもしてみたい!」をこの一台で網羅することが出来るのです。
確かにそのジャンルに特化したバイクの方が自分の求めている乗り方が出来ますが、まずは「マウンテンバイクという自転車を楽しむ」ことが大切だと思うのです。
どこを走るか目的のある方は迷うことが少ないですが、初めてMTBを始める方にとってジャンル選択なんて酷なことを考えずに、この価格帯でMTBの楽しみを網羅できると思うととても魅力的な車体ではないでしょうか。
マウンテンバイクを始めてみたい方、車体選びに迷っている方「SAN QUENTIN」おすすめです。
パーツ構成
27.5インチホイールを採用する理由、それはDJのようにクイックなハンドリング性を求めての事。
外国人のように180cmが当たり前で腕・足の長いライダーとは違い、日本人の体格には実は27.5の方がマッチしていることも。
私も29・27.5両方使用していますが正直楽しいのは27.5だったりします。
メインコンポーネントにはSHIMANOが採用され、11速の変速段数・油圧ディスクブレーキさらにはドロッパーシートポストが搭載された優秀パッケージ。
タイヤはチューブレスに対応していないもののホイールは対応しているので、下りに目覚めた時にお好みのタイヤでチューブレスにすれば唯一無二の最強バイク完成です。
ハードテイルバイクにおいて要となるフロントサスペンションにはコイルスプリングが搭載されています。
もっと自分に合ったチューニングがしたくなった時には、エアスプリングのサスペンションへとアップグレードをすることで理想の走りへと近づける近道になります。
玄人の方はお分かりの通りこの車体、他にはない「味」があります。今まで乗ってきたMTBとはまた違った楽しみを作り出すことが出来るはずです。
27.5インチのBOOSTと最前線である規格が採用されているので、持ち合わせのパーツでカスタマイズすることが出来る可能性も。
オールマイティな味付けがされているからこそ、カスタマイズをすることで自分好みの他にはない車体へと特化させるなんて最高ではないでしょうか。
27.5インチホイールの良さであるコントロール性を持ちながらダウンヒルをベースとしたフレームワーク。
初期搭載パーツに対して優れたコストパフォーマンス。
癖がある。しかし、それがこの車体の良いところなのです。是非店頭で最高にクールな車体をご覧ください。
皆様のご来店をお待ちしております。