2025.Jan. 19
電動変速コンポーネントでの使用を前提に割り切って開発されたフレーム。そこに合わせるのはモデル専用のコックピット。
…と、最新のエアロロードはどれもハイグレードで高価なモデルが多いのですが、上手にコストを抑え「より多くのユーザーに最新のエアロロードを届けたい」と開発されたモデルがあります。
それが、本日ご紹介する“OLTRE(オルトレ)”シリーズの末弟モデル『OLTRE RACE』です。
■Bianchi OLTRE RACE
Color:Graphite cangiante
Price:396,000円(税込)
コンポーネント:SHIMANO 105 12Speed
ホイール:Fulcrum Racing 818 2WAY-FIT
モデル名こそ“OLTRE”となりますが、RC・PRO・COMPモデルとは全くの別物。
ケーブルが露出しない内装仕様のカーボンフレームにしつつも、シンプルな設計とした事で上手に機械式コンポーネントに対応し、巧みに走行パフォーマンスを最大化しています。
「後々に電動コンポーネントへグレードアップ!」というカスタマイズにも、もちろん完全対応しており将来性の高いバイクです。
また、ハンドルバーもRCやPROグレードとは異なり「OLTREにはコレ!」といった“専用品”の縛り無し。
これから始まるサイクルライフ、ユーザーの楽しみ方に合わせ様々なカスタマイズができるようになっているのがグッドポイントです◎
シートポストはなんとカーボン製が標準装備。
サドルレールをクランプするヤグラの固定位置を変更することで、パーツ変更なしでオフセットを可変できます。
これは「トライアスロンに挑戦してみたい」という方にとって嬉しい仕様です。
ヘッドからシート周辺にかけて。
シルエットが美しいです。
見るからに空力が良い流れるようなフレーム形状はルックスもGood◎
性能とデザインを両立させたバイク設計は流石イタリアンブランドです。
ちなみに標準装備される35mmハイトのホイールはチューブレスレディ。
タイヤを交換する事ですぐにチューブレス化カスタムができる楽しみが待っています。
コンポーネントは最新のシマノ 機械式105(12速)が装備されてきます。
フロント50/34t、リア11-34tという構成の余裕あるギアの組み合わせは、登坂が心配…というこれからロードバイクデビューする方にピッタリではないでしょうか。
「Bianchi」のイメージといえば、緑がかった水色の“チェレステカラー”ですが、
店頭でストックしているのは「グラファイト カンジャンテ」という名称のカラー。
“cangiante(カンジャンテ)”…調べてみると「有彩色絵画における技法の名称」との事で、デザインに強いこだわりのある実にBianchiらしいネーミングです。
エアロ形状のフレームと相まって光の当たり方で表情が変わります。
是非一度、実物を店頭でご覧頂きたいバイクです。
2024.Dec. 16
イギリスのケミカルブランド「Muc-Off」より、ROAD・GRAVELの使用に特化した新しいシーラントが入荷してきました。
チェーンの最適化システムや洗車用洗剤なのでも人気のブランドです。
今回の新しいシーラントは、ROAD/GRAVEL用シーラントとなっています。既存のモデルとの違いはなにか。
高圧低用量でも瞬時にシールしてくれます。それは、シーラントが前作よりもさらさらしたシーラントになっています。その為、瞬時に穴まで到達し空気が抜けるのをシールしてくれます。メーカーでは、
7mmまでの穴はシールしてくれるとのこと。容器をもって振るだけでも、違いを感じます。
画鋲程度の穴でしたら、吹き出すとこもなく、ジワっと出て止まっている印象です。
また、シーラントの成分も変更されています。前モデル同様にラテックス系シーラントは同じですが、目には見えないゴムの粒子が溶け込んでそれが、熱と空気に反応し穴をシールしています。新しいシーラントにはそれに、竹の粒子を配合する事で大きな穴まで対応できる様になっています。
また、アンモニア不使用の為、漏れなどを起こした際も金属に攻撃性も低いタイプとなりますので安心してご利用いただけます。
同一メーカーで混ぜて使用してみては!?
前モデルのドロドロと今回のさらさらの丁度いい粘度の中間で使えば、両方のいいとこどりができるのではないか?と考えてしまいました。
しかしながら、同じラテックス系でも中身の成分が全く違うため、各々のシーラントの良さが発揮されません。混ぜて使うのはNGとなっています。他社を含みシーラントを変更する際はしっかりふき取ってからご利用いただく事が推奨されています。
Muc-OFFのシーラントに関しては、Co2インフレーターでの使用は可能となっています。直接シーラントのあたらない様にバルブを上にしてご利用いただく事が良さそうです。
2つのシーラントを使い分けるポイント
2つのシーラントを使い分けるポイントとしては、①タイヤサイズ・②空気圧 となります。
①タイヤサイズに関して、40C(1.5インチ)が分かれ目となります。
②50PSI (3.5BAR)が目安となります
上記のサイズを考えて、低ければROAD/GRAVEL用をご利用いただき、
高ければ今までのモデルをご利用いただければと思います。ROADであれば、
3.5BAR以上で空気を入れる事が多いので、ROAD/GRAVEL用を。
MTBでは3.5BAR以上で走る事はあまりないので、既存のモデルでご利用いただく
事になります。
今まで通り、既存のモデルをROADでご利用いただく事は可能ですし、
新しいシーラントをMTBでご利用いただく事も可能です。
新しいシーラントは、23-25Cで40~50ml / 28Cで50~60ml / 30C-45Cで70~80mlとなり
既存のモデルにはROAD用で30~45mlが最小使用量となります。
また、規定量+20ml追加する事でパンク修理性能を強化する事も可能となりますが、
入れ過ぎてしまうと、タイヤ内でダマになってしまう事がありますのでご注意ください。
そして継ぎ足しの目安としては、2~6ヶ月となります。
保管場所などによっても揮発することなりますので注意が必要です。
EFエディケーションやイネオス等のプロチームとの共同開発で誕生したおすすめの
シーラントで、チューブレス化してみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店お待ちしております。
2024.Dec. 10
■ cannondale CAAD13 Disc Tiagra
color:Purple Haze size:48
price:¥260,000-
車体の性能に大きく影響するフレームは”アルミの最高峰”。
最高峰フレームをパーツチョイスが工夫され”20万円台”で乗り出すことが出来る、
コストパフォーマンスに優れたモデルです!!
他ブランドには少ないアルミフレームの”レーシングジオメトリー”。
ロングライドよりは、”高速巡行”や”キレの良い“という方に軸を置いて設計されたバイクです。
そのため、トップレースで勝利を量産してきているcannondaleのカーボンオールラウンダーバイクの「SuperSix EVO」に”非常に良く似たジオメトリー”になっています。
しかし、まだ今後の楽しみ方まではイメージできてない…という方も。
これから初めてロードバイクに乗り出す方は尚更だと思います。
ジオメトリー上どうしてもネガティブになりやすいバイクなところを、
ロングライド仕様にできるのも「CAAD13」の優れているポイント。
そちらのご紹介させていただきますので、是非最後までご覧くださいませ!
ジオメトリー以外にも”アルミフレーム最高峰”というだけに”こだわりポイント”が多数あります。
中でもわかりやすいのを挙げると「シートポスト」。
汎用性のある”真円”ではなく、専用設計の”カムテール形状”に。
なぜわざわざ角張った形状にしているのかというと、
たったこれだけで空力効果が高まり速く走れるようになってしまうのです!!
なら他のバイクもそうすればいいのでは!?…と思いませんか?
実はアルミの性質上、カーボンのように複雑な形状に成型することが難しいのです。
しかしcannondaleは“アルミの魔術師”と言われるほどの”成型技術”を持ち、
そしてこのコストで量産できるところが「cannondale」の強みであり、
そして「CAAD13」の凄いところなのです。
余談ですが、成型が難しくコストのかかるアルミフレームでの、
内装シートクランプはCAAD13が”世界初”!!
ここにもcannondeleの本気度が表れています。
空力に影響しにくく、見た目もスッキリする箇所に収めてあります。
コンポーネントはエントリーグレードの”TIAGRA”とはいえ、
ロードバイクデビューの方でも踏みやすいギア比で、軽いタッチで減速ができるディスクブレーキとしっかり構成が考えられています。
ディスクブレーキは従来のリムブレーキとは違い、
消耗するのはリムではなくローターのみになるので、交換コストも抑えることができ、
とても付き合いやすくなります。
消耗品は徐々にアップデートし、バイク自体の才能を上げていくと面白いですね!
最後に「レーシングバイクでロングライドも楽しむ方法」をご紹介!!
初期はフレームの良さである走りの鋭さを引き立てる為に細めの”25cタイヤ”がインストールされているのですが、
”30mm”まで拡げられるだけのクリアランスが確保されているので、
より太いタイヤを履かせることができます。
ロングライドでは疲労が溜まる要素を1つでも減らしたいところ。
ワイドタイヤを履かせ地面から伝わる振動を抑えることで、
身体への負担が減りチャレンジしやすくなります!!
さらに上記の画像の”→部分”にはフェンダーを取り付ける為の「ダボ穴」があり、
天候に左右されずにバイクと向き合うことが。
スマートにフェンダーを取り付けられる、こんなにイケてるバイクはなかなかありません(笑)。
気になる方は、お気軽にお問い合わせくださいませ!!
2024.Dec. 6
噂の商品が当店にも入荷してきました!
日本のメーカーとしていつ販売するのか?気なっておりました。国内のサイクリストでは知らない人はいない「Panaracerパナレーサー」からついに販売となりました。
TPUチューブとは?
これまでは、ゴムチューブ(ブチルチューブ)が主流となっていましたが、このTPUチューブが出た事で多くの方が興味を持ってご利用されていたように思います。
TPUは、熱化塑性ポリウレタン素材で作られた柔軟性のある素材です。熱を加える事で柔らかくなり、冷やすと固くなる素材で、普段の生活にも幅広く使用されている知られた素材となっています。そんなTPUチューブは、しなやかな弾力性を持ちながら耐パンク性に強い素材となりました。
TPUチューブメリット
大きなアドバンテージとなるのは重量。パナレーサーは、700x23~32c 65mm/85mmで38gとなります。(付属品含む)乗り心地が良く定番となっているパナレーサーのR’AIRでは、700 x 23~28c 60mmで78gなので半分以下の重量でTPUチューブは対応できてしまう。全体でチューブ1本分の軽量となります。また、車輪の外周が軽くなるのは、重量以上に漕ぎだしの軽さも感じます。
そして、携帯するにもTPUチューブにすることでスペースを確保する事ができ、重量も軽くなりいいことばかりです。
TPUチューブのデメリット
デメリットとしては、熱に弱いこと。説明書にはリムブレーキで使用する場合はチューブを熱で損傷する恐れがあると記してますので、注意が必要です。また、DISCブレーキでは熱による心配はないので安心してご利用いただけます。
取り付けの際は、空気を0.35BAR未満にして取り付けする事が必要となりますので、空気の入れすぎにはご注意が必要です。
PURPLE LITEの特徴
パナレーサーはTPUチューブに関しては、バルブに特徴があります。
バルブ根本20mmまでは樹脂製で作られ、先端部は金属製となっています。しかも、金属部はバルブナットが取り付けできるようにネジが切られているのが特徴です。
重要ポイントとしては、先端部が金属であること。最近人気の電動携帯ポンプでは、直接ポンプへバルブを入れるタイプでは熱が発生する為、使用は避けた方がいい様です。しかし、ホースを介して空気を入れる(https://www.bike-online.jp/SHOP/GK-ELEXEED-BL01.html )こちらのタイプではご利用が可能となっています。
フロアーポンプでも、しっかり固定できる様に配慮されているところもございます。空気を入れる際は、徐々に空気を入れていく事も必要です。
また、バルブにネジが切られているのが個人的にはうれしい仕様になっていると感じます。走っているとどうしても気になるのが、バルブとバルブホールが当たる音です。どうしても気になる時は、シール等を貼って対処していましたが、バルブナットでしっかり締めるのが安心と感じておりました。リムナットがある事で、フロアーポンプを取り付けする時もバルブ部が奥に張り込まないで取り付けも可能です。
そこも「Purple Lite」では解消してくれています。
PURPLE LITEおすすめです。
メーカー税込参考価格は¥1980。バルブ長65mm、85mm共に同額となります。R’AIRチューブと大きな差が無い金額。むしろPURPLE LITEの方が安い価格となりますので、使用上問題無いようでしたら、交換をおすすめしたいです。
バルブナットが付いただけでもおすすめですが、さらに価格まで安い仕様となっているならばもう交換をするしかない様に感じます。
携帯性も考えるとかなりコンパクトなサイズになります。半分以下の大きさで携帯できそうですよね。
メリットしかないTPUチューブ PurpleLiteは店頭でご用意しております。
皆様のご来店お待ちしております。
2024.Nov. 29
遂に発表されました。「NEW ADDICT RC」。
モデルチェンジするたび完成度が高く、毎度オールラウンダーバイクの完成形と思わせてくれますが、
今回もまた頭ひとつ飛びぬけたバイクに。
今作のコンセプトは、
「EFFORTLESSLY AHEAD -楽々と進む-」。
ADDICT RC ULTIMATE HMX SL のフレームセット重量”915g”、!!
フレーム単体では、驚異の640g!!
ディスクブレーキ対応のレーシングフレームでは敵なしの”軽さ”です。
重量の対抗馬はリムブレーキフレームと、ごく一部のファンライドに重きを置いたディスクブレーキフレームになりますが、それらと大きな違いが”ひとつ”。
それは「エアロダイナミクス」。
専用設計されたSYNCROSのコックピットをインストールするとワイヤーは”フル内装”に。
テーパーコラムを採用し、ヘッドチューブを細身にして”前方投影面積を小さく”しています。
さらにSCOTTのスーパーエアロバイク「FOIL RC」とタイムトライアルバイク「PLASMA」譲りのフレーム形状。
圧倒的な軽さを手に入れた上、前作よりも空力が良くなり、抜け目がありません。
「SCOTT」といえば”軽量バイク”のイメージが強いのではないでしょうか。
それは2001年に登場した「ADDICT RC」の先祖とも言える”Team Issue”が、
「量産モデルとして世界初のフレーム重量1㎏以下」を成し遂げた事が大きかったのではないかと思います。
そもそもなぜSCOTTはここまで軽量で強靭なフレームを製造できるのか。
それは他社に比べて多くの角度からカーボンを編み込む技術を持ち、
異なる性質をもった自社開発の繊維をブレンドする事ができるからです。
また今作はフレームの型成形を終えた後に行う”圧力のかけ方”を「最新の技術」を採用していることで、
先代モデルに比べて”強い圧力”をかけられるようになり、無駄のないカーボンの”厚み”にできています。
加えて、チューブ同士の継ぎ目が繋がっている”シームレス構造”にしていることで、今まで以上に肉薄にしてもフレーム全体の強度を確保。
その薄さは驚きの”約0.6mm”!! そこまで薄くできれば納得の軽さですね。
25年近くロードバイクの「軽量部門」をリードし続けているSCOTTが「NEW ADDICT RC」を発表した今、新たな時代が幕を開けようとしています。
それでは気になるラインナップをご紹介いたします!!
■ FRAMESET ADDICT RC ULTIMATE HMX SL
size:45/47/52/54/56 WEIGHT : Frame 640g / Fork 275g
price:¥770,000‐(税込)
■ FRAMESET ADDICT RC PRO HMX
size:45/47/52/54/56 WEIGHT : Frame 690g / Fork 300g
price:¥550,000‐(税込)
■ ADDICT RC 10 SUNBEAM BLACK (マテリアル:HMX)
component:SHIMANO ULTEGRA Di2 cockpit:SYNCROSステム一体型(275g)
wheel:SYNCROS CAPITAL 1.0S 40mm(前後Total 1,335g)
size:52/54 weight :7.1g
price:¥1,155,000‐(税込)
■ ADDICT RC 20 CARBON BLACK/HUSHED PINK (マテリアル:HMX)
component:SHIMANO ULTEGRA Di2 cockpit:SYNCROS ハンドル・ステム別体
wheel:SYNCROS CAPITAL 1.0S 40mm(前後Total 1,335g)
size:47/52/54/56 weight :7.3g
price:¥1,045,000‐(税込)
■ ADDICT RC 30 CARBON BLACK/WHALE GREY/ASH PINK (マテリアル:HMX)
component:SHIMANO 105 Di2 cockpit:SYNCROS ハンドル・ステム別体
wheel:SYNCROS CAPITAL 1.0S 40mm(前後Total 1,335g)
size:47/52/54/56 weight :7.7g
price:¥880,000‐(税込)
私のライドスタイルだったら、最軽量で剛性が一番高い「ULTIMATE HMX SL フレームセット」一択ですかね。
実はNewバイクを手に入れたら、まず行きたいところをもう決めてあるんですよ!
そう、国道最高地点「渋峠」!!
以前「渋峠」を目標に自走で行ったことがあるですが、麓の草津温泉に着いたところでいきなり天候が崩れて登れませんでした…。
じゃあ上の写真はいつのかって?
これは私が撮影したのではなく、後日登った友人が”悪ふざけ”で悔しがっている私に送ってきたものです。
リベンジできるまでこの写真をずっと保管しているのです(笑)。
「New ADDICT RC」で渋峠に行ったら、あっという間に登れるんだろうな~。
まだ発表されたばかりで私たちにも届いていない情報がございます。
新たな情報が入り次第、紹介いたします!
また気になる方は、初年度は品薄になることが予想されますので是非お早めにご相談くださいませ!!
2024.Nov. 26
2007年に初代が登場し数々の栄冠を手にしてきた「SuperSix EVO」。
第4世代となった現行モデルは、
今までの”軽量フレーム”のイメージを引継ぎながらも各ブランドが生産するエアロバイクにも引けを取らない空力性能を得て、「軽量性・エアロダイナミクス・快適性」の3つが高い領域でバランスの良いバイクになっています。
フレームマテリアルは「LAB71」「Hi-Mod」「STANDARD」の3つ。
今回は中でもレーシングな設計ながらもマイルドな乗り味を体感でき、
コストパフォーマンス、そして入手性の高い「STANDARD」をご紹介いたします。
■ cannondale SuperSix EVO 2
color:Meteor Gray size : 51
price:¥760,000-
様々なアングルで撮影いたしましたので、上品なカラーリングにも注目しながらご覧くださいませ!!
初期装備がかなり即戦力。
コンポーネント:SHIMANO ULTEGRA Di2 12s
ハンドルバー:Vision Trimax Carbon Aero
サドル:Prologo Dimension NDR Stainless Steel Rails
ホイール:HollowGram R-45
申し分のないパッケージですね。
中でも気になるのはホイール。
初めから45mmハイトのカーボンリムが使用でき、リム設計も最先端で内幅21mmのチューブレス対応。
外幅は32mmと太めで、タイヤを装着したリムの断面図で考えると”丸み帯びた形”になるので風を受け流しやすく、
セミエアロリムの中では横風に”めっぽう強い”です。
公式重量1,680gと軽いとは言えませんが、
高速巡行ができるリムハイトを持ち、横風対策が出来ているので、
逃げようのない海風を確実に食らってしまう湘南エリアでは心強いです。
空力つながりでいうとヘッドチューブとシートチューブ・シートポストの”薄さ”。
既にSuperSix EVOに乗られている方々から、「平坦が特に速い」と多くの声を聞きました。
圧倒的な速さを体感できる理由は、間違いなくこの薄さの存在が大きいです。
しかしここまでのエアロの話を聞くと”乗り味”の方も気になるのではないでしょうか。
特に10年ほど前に起こった「エアロ化全盛期」の”フレームの硬さ”を知っている方なら…。
色んな意見を取り入れ、”乗り味をマイルドにさせる機能を搭載させたブランド”もありましたが、
出来上がったエアロバイクは”重量級”でしたね。
そんな時代を経て、今では速いバイクを開発する時はエアロだけではなく”快適性”も重視されるようになりました。
SuperSix EVOのチェーンステーは「SAVEマイクロサスペンション」を彷彿させる扁平した形状になっています。
しなってくれ地面からの突き上げを吸収して、嫌な硬さとは”無縁”に。
地面との追従性能も増しタイヤが地面にしっかり噛んでくれ、
加速時の応答性も向上するという大きな”おまけ”付き。
UCI規定が変更されてすぐに登場したSuperSix EVOは、
エアロでありながら快適性も重量も一切妥協してなく、
ここ最近の”オールラウンダーバイクの先駆者”と言えるでしょう。
同じフレームマテリアルのパッケージ違いも店頭にご用意がございます。
■ cannondale SuperSix EVO 4
color:Storm Cloud/BLACK size : 51/54
price:¥399,000-
詳しくはコチラ !!
気になる方はぜひお早めにご相談くださいませ!!
2024.Oct. 25
■ SCOTT ADDICT RC 40
color:METAL YELLOW size : 52
price:¥825,000- → 大特価! !
「Light Weight ADDICT」という愛称の通り、
2007年に初代ADDICTが発表されて以来、軽量バイクカテゴリーのパイオニアとして常にロードバイク界を牽引している存在です。
フレームセットはプロロードレーサーを始め、様々なサイクリストが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、軽量で強靭な独自開発の「HMXカーボン」で成型されています。
単に軽量化のみに拘っているバイクではレースで勝利を収める事は難しく、クライミングのシチュエーションにおいても一定のスピード域に達すると必ず風の抵抗という大きな壁にぶつかってしまいます。
だからこそ、ADDICTは軽量、エアロダイナミクス、フレーム剛性に細かいテクノロジーを採用し、全てが絶妙なバランスになるよう設計されている為、今もなおレースの最前線を戦い抜くパフォーマンスを発揮できるのです。
ヘッド、トップチューブにはラメの入ったグロス部分と薄っすら塗装しカーボン素地が透けるマット部分があり、光を浴びると輝きが倍増します!
ヘッドチューブをかなり短くし、ダウンチューブ、フロントフォーク、ボトムブラケットなど必要な箇所は剛性を高める為、外見こそかなり太いですが「HMXカーボン」により一枚一枚の厚みを薄くし軽量化を実現しています。
専用設計された「SYNCROS」のセパレートタイプハンドルとステムの組み合わせによって、フレームは勿論の事、ケーブルが内装されエアロ性能の向上、美しいコックピット周りを追及しています。
ポジションが定まったら憧れのステム一体型ハンドルへのアップグレードもいいですね!
専用コラムスペーサーは分割式になっており、高さ調整もスムーズに行えメンテナンス性にも優れています。
超軽量シートクランプの重量は驚異の12g!
リアディレイラーハンガーはダイレクトマウント方式で軽量化、変速性能アップ。 さらにフレームにサンドイッチされ剛性も向上!
ヘッドキャップ、ディスクブレーキ台座固定ボルト部分にはマグネット式のカバーが採用されており、エアロ性能向上、非常に美しいスタイリングに仕上がっています。
さらにフロントディスクブレーキはΦ160のローターがマウントアダプター無しで取り付けられる為、ここでも軽量化されています。
タイヤは28cがインストールされていますが、まだ広げる余地があります。
最近トレンドのワイドタイヤを装着し、タイヤ空気圧を落としてコーナーのグリップを向上させることが可能です。
さらに、エアボリュームを活かした乗り心地で、走行中の振動・衝撃による疲労を軽減する快適性も向上します。
レーシングバイクの楽しさだけに限定されない走行性能のチューンナップも魅力的ですね!
コンポーネントはSHIMANO105 Di2が搭載。
リア34Tは少し前だとワイドギアと呼ばれるくらい大きく、シフトチェンジをすると歯飛びしケイデンス・パワーが維持し難いと言われていましたが、12速化した事でそういったストレスが起こりにくくなりスムーズなシフティングが可能です。
ホイールセット、バーテープ、ペダルを外した状態で4.86㎏。
当店イチオシのMAVIC COSMIC SLR45、タイヤ類、その他のパーツ類をインストールして予想される重量は約7.4kg。
そこから軽量化を特別意識しなくてもハンドル、サドル等のアップグレードをすると必然的に7kg程になり、軽さもエアロ性能も妥協しないSCOTTらしいバイクの誕生です!
当ブログにて、まだお伝えできていない特徴も沢山ございます。
是非店頭でADDICT RC実車の美しさをご覧頂き、ブランドや製品についての詳細など、店頭スタッフまでお気軽にご相談下さいませ!
2024.Oct. 8
■MAVIC COSMIC S 42 DISC ¥176,000‐
MAVICのカーボンホイール”COSMICシリーズ”に、コストパフォーマンス最強モデルが登場!
カーボンホイールの1つの壁となる”20万円”を遥かに下回る価格で入手できるようになりました!
さらにMAVICのことですので、”ただお安いだけ”ではございません!!
リムには「MAVIC COSMIC S 42 DISC」のホワイトデカールが。
他のモデルに「MAVIC」のみのステッカーはありましたが、
モデル名まで記載されていると新鮮さがあり一段とカッコよく見えますね!!
MAVIC愛用者の私は45mmハイトのホイールを使用しているのですが、
それはもうすごく万能で高速巡行が必須なレースからロングライドまで幅広くこなせます。
しかしリムの重量差で、踏み始めの軽さや登坂性能・スポークの長さからくるラグジュアリーさなど、
ローリムハイトには敵わない部分もあり欲を言えばローリムハイトも欲しいところ。
45mmより軽くなり乗り心地がよく、ただローリムに振りすぎず、
しっかりミドルハイトの良さを残せる「42mmハイト」には使用しているからこそ絶妙さを感じます!
MAVICは元々リムブランドで高品質なリムを製造するのを得意としており、
「MAVIC COSMIC S 42 DISC」には軽量・高剛性な”UDカーボン”が使用されています。
コスト軽減を図ってスチールスポークを使用しているにもかかわらず、ホイール重量は前後1660g!!(ちなみにスポークはセミエアロ形状!)
他ブランドに比べ、ホイールの外周部分であるリムが軽いので、実際に乗った時はスペック以上の軽さを体感できます。
28mmタイヤがベストマッチな内幅21mm。
ハイトが高くなればなるほど走りにキレが出てくる反面、硬いホイールになり脚への負担が多くなるのですが、
トレンドであるワイドリム・チューブレスも対応しているので太めなタイヤを装着することができ、
空気圧も落とせるようになる為、地面から伝わる振動を軽減してくれます。
ナローリムでもフレーム設計によってある程度太いタイヤを入れることも可能ですが、
太いタイヤを入れることを想定して設計しているワイドリムの方が、
タイヤのヨレが少なく転がりも良し!さらにコーナーの安定感も格段に上がります!
フリーボディはもちろん「Instant Drive 360(通称ID360)」。
フラグシップモデルに使用されている構造が「MAVIC COSMIC S 42 DISC」にも使用され、
剛性と耐久性 、ラチェット部の抵抗の少なさ…など乗ってわかる良さもですが、
”メンテナンスのしやすさ”はMAVICの十八番。
ホイールと長く付き合うには”定期的にフリーボディのメンテナンスをしなければならない”というのは徐々にユーザー様に浸透してきています。
しかし”定期的”といってもどのくらいの頻度?ラチェット音が大きくなったり、回転が悪くなったらメンテナンスすればいいの?とお考えの方がほとんどではないでしょうか。
確かにハブ内のグリスが無くなってくると上記の違いが出てくるのですが、
いきなりではなく徐々に変わってくるので、特に頻度よく乗られている方は慣れてしまい変化に気づくのは至難の業。
その為、内部を目視で確認することが重要になってくるのですが、
多くのブランドは構造が難しかったり、工具が無いと傷み具合が見れない。
それもホームセンターでは入手できない専用工具が無いと内部が見れないハブがあるのも現状。
そうすると、傷み具合・いつメンテナンスすればいいのか知りたいだけなのに、
バイクショップに行って預けなければならない→都合が合わないからまた今度→時間が出来て持って行けるが、せっかくの休みだから乗りに行きたいからまた今度…
となってくるでしょう。
少なくとも私の性格では間違いなくそうなります(笑)。
私のような性格の方でも長くお付き合いできるように、
”ID360”は、工具を使用してスプロケットをフリーボディから外す必要もなく、両手で引き抜くだけで内部にアクセスできるので、汚れ・グリス残量のセルフチェックができるようになってます。
細かい作業がお好きの方はそのまま作業もできてしまうほど!!
本当に便利なテクノロジーです!!
先ほどご紹介した「COSMIC S 42 DISC」以外にも、当店にはMAVICホイールを多くご用意しており、
先日「COSMIC SLR 32 DISC」「COSMIC SLR 45 DISC」が再入荷いたしました!
■MAVIC COSMIC SLR 32 DISC ¥319,000‐
■MAVIC COSMIC SLR 45 DISC ¥319,000‐
MAVICのホイールって実際どうなの?種類が多いけど自分にはどのホイールが合うの?など
気になる点がございましたらお気軽にご相談くださいませ!!
ご来店心よりお待ちしております。
2024.Oct. 5
9月7日(土)よりスタートしている「決算クリアランスセール」!
以前「第一弾」 「第二弾」 とご紹介させていただきましたが、まだ他にも対象車種がございます!!
■Bianchi Oltre XR3 Disc 105 Di2
color:Graphite Race/CK16shade size:55
price:¥404,800- → ¥283,360-(税込)!!
■SCOTT ADDICT 40
color:MATT.GREY size : XS
price:¥374,000-
■SCOTT SCALE 965
color:GREEN size:S / color:BLUE size:M
price:¥253,000-
今回は、ゆるポタからレース…そしてロングライドまで得意なロードバイク、
そして街乗りからトレイルまで使いこなせるMTBがございましたが、
ココロに刺さるバイクはございましたでしょうか??
一目惚れしてしまった!気になるけどどんなバイクなのか詳しく知りたい!などございましたら、
お気軽にご相談ください!!
お買い得なこのタイミングをお見逃しなく!!
2024.Oct. 1
こんにちは!スタッフ白井です。
今回は新横浜にある日産スタジアムで行われた「サイクルパークフェスティバル」に参戦してきました!
今年で第18回目となり、神奈川では長い歴史を持つビッグイベントです!
レース形式はエンデューロで、制限時間内に1周約3キロのコースを何周できるかを競うものになります。
制限時間は60/120/180/300分と4つに分かれ、さらにソロかチームで交代しながら走るか選ぶことができます。
60分の部に関しては、ロードバイク以外にもクロスバイクや小径車、シティ車でも参加できるほど敷居が低く、レースデビューのしやすいイベント!
そのなかで私は”120分の部”に出場しました。
私自身久しぶりのレースで、最後は去年2月の「大磯クリテリウム」…つまり1年7ヶ月ぶり。
目標はできる限り前の集団についていき、力を出し切って現状の力を測る。
事前準備はトレーニングはもちろん、バイクのメンテナンスもきっちりと。
チェーンリングの摩耗が激しかった為、同じ歯数の”52-36T”の新品に交換。
ついでにプロライダーがバンバン結果を出している「Muc-Off ULTRASONIC」の力も借ります(笑)。
ルブにドブ漬けして、チェーンに最適な温度と超音波数でコマの中に浸透させていくのですが、
コレを行うとドーピングしてる気分になるほど。
抵抗が極めて低くクッション性もあり、脚への負担が少ないんですよね。
この施工を始めて味わったときは、速く走れるし疲れにくくなったので、
何というか…普段靴からランニングシューズに履き替えてランするような感覚でした!!
新品のチェーンリングと「ULTRASONIC」のおかげで、バイクの調子はグッド👍
そしていざ当日。自宅から20キロほどなのでウォーミングアップがてら自走で行くことに!
あいにくの天気ですが、開場してすぐの朝6時半でもこの人数。
晴れていた年では荷物置き場を確保するにも一苦労だとか…。
試走でピッチコンディションを入念に確認し、かなりウェットだったため空気圧は、
フロント3.8bar,リア4.1barに。(体重62㎏,バイク重量7.4㎏,リム内幅19mm,タイヤ幅実寸前後28mm)
長い直線区間もありますが、鋭角なコーナーも多く、
良い順位を目指そうと速度域を上げれば上げるほどテクニカルに感じるコースプロフィールなので、
タイヤを変形させてしっかりグリップさせるために低圧にしました。
いよいよスタート。
レースはローリングスタートで、コース1/3ほど進んだところで審判の合図と同時に本格的に始まります。
一気にペースがあがりますが、先頭集団から置いていかれないようについていきます。
ペースがかなり上がると集団が縦に長く伸び、一番後ろにまわってしまうとコーナーを曲がるたびにキツいインターバルが待っています。
それが嫌なので前に出ようとするが、縦伸びしている集団の前になかなか這い上がれない。
この繰り返しで脚が削られ、
「あと数周なら体力が持つけど、千切れたらもう脚は残ってない。使い切った脚で第2集団に入れて貰ってもまた千切れる気がする…」
「早いタイミングで第2集団におりた方が体力もまだ残ってるし、最終的に良い順位でゴールできるのではないか…」
葛藤しながら1周走りましたが、意を決して第2集団におりることに。
第2集団へさがり、数周グループ中間よりやや後ろで回復・温存していると…アクシデント!!
コーナーで落車に巻き込まれてしまい集団から遅れをとってしまいました。
慌てて違う集団に乗り、さらに前の集団、さらに前の集団へと進んでいこうとしますが、
またまた違うコーナーで落車に巻き込まれてしまい、ついにはディレイラーハンガーがぽっくり。。。
そして自分のメンタルもぽっくり。。。
幸い予備のディレイラーハンガーを持って来ていたので、荷物置き場までバイクを押して交換。
自分で交換し終え、再スタートしたのは残り約1時間。
気持ちを切り替え、いくつもの小さな集団に入れていただき乗り継ぎながら順位を上げて、
最善を尽くしましたが、結果は118/280位…。
レースが終わり気づけば快晴。
会場をあとにする時は、他のカテゴリーにエントリーしている方も集まり、大勢の人が。
帰りは輪行で一人反省会をしながら帰店。
まず初めに出てきたのは「落車に巻き込まれたからコノ結果になった」というよりは、
第1,2集団についていけるだけの脚がなく、比例して気持ちも余裕がなく、
他の選手のライン取りが予測出来ず自分も落車してしまいました。
次に出てきた反省点は、事前に新品のチェーンリングに変えましたが、
52-36Tではなく50-34Tに変えるべきでした。
コースには17%の一瞬の登りがあり、その度に脚が削られ、
長い下りで踏む場面もなければ、平坦もアウタートップが必要な場面も私には必要なかったです。
逆に良かった点はディレイラーハンガーをしっかり持って来ていたことでしょうか(笑)。
万が一に備え、普段のライドから必ずツールケースに入れているので、
メンタルがやられた中でも冷静に対処することができました。
皆さんもストックしておいた方がいいですよ~(笑)。
どうやら来年開催されるかまだ未確定なようですが、開催されたら強くなってまた参戦したいです!!
そして次回は晴れますように!!