ROAD


【スタッフインプレッション】S-WORKS TARMAC SL7

2020.Sep. 20

先日開催させていただいた『TARMAC SL7』試乗会。

沢山のご来店誠にありがとうございました。

 

新型TARMAC発表時にそのポテンシャルを表すためのキーワードとして挙げられていた

“全てを征する”という言葉。

「果たして一体どの程度のモンなんだろう?」

軽い気持ちで乗ってみた方は驚かれたのではないでしょうか?

実は私もその一人。笑

私自身、先代モデルのTAMARC SL6には発売からすぐに乗り始め、日頃のトレーニングやロングライドから“ツールドおきなわ”まで多くのライドを共にしてきました。

 

“FACT 12r CARBON”によるキレ味抜群の加速性を持つTARMAC SL6。

最高のエアロダイナミクス を誇る名車「VENGE」登場後もこの鋭い反応性が好みで乗り続けてまいりました。

正直なトコロ何も不満な点など無く、新型発表後も「1世代の違いだし、まぁそこまでは変わっていないだろう」というのが最初の気持ちでした。

そう、実際に試乗してみるまでは…

幸運にも3日間テストライドできる機会を頂きましたので、1度のみならず、2度・3度とルートや踏み方を変えながら試す事ができました。

乗り出して瞬間的に気付いたのが“軽さ”

この“軽さ”は物質的なフレーム重量〇〇g的な物ではなく、漕ぎ出してから高速まで繋がる踏み心地の“軽さ”です。

同じFACT 12r CARBONを使用した先代TARMACも十分キレ味鋭いバイクで素晴らしい初速を誇りますが、新型は“初速の鋭いキレ味が中速・高速とシームレスに繋がっていく”という感覚。

 

緩め勾配の登りに関しては「あれ?ここ平地だったっけ??」と錯覚してしまうほど、普段のパワー:スピードとのギャップを感じてしまいました。

乗り終えてからよくよく考えてみれば、それもそのハズですよね。

「“TARMAC”のレスポンスを持ち、“VENGE”のエアロダイナミクスを併せ持つ」ワケなのですから。

踏み出しから高速域まで右肩上がりに伸びていく“グラフの角度”が全く違う。そんなイメージです。

何度もトライしていたトレーニングルートのセグメントはあっさりと自己ベストを更新。

ベストサイズから1サイズ小さく、サドル高以外のポジションは出していない事もあり踏み方・回し方が探り探りのテストライドでしたが、乗れば乗るほど引き出て来るバイクのポテンシャルに正直驚きました。

ハンドリングやスタビリティ等、やはりピュアレーシングバイク「TARMAC」なのでクイックさがありますが、その鋭さは“速いバイクが好き”なライダーであれば確実にヤミツキになる事でしょう。

まだ未体験の方はEXPERTグレードをカスタムしたスペシャル仕様の試乗車がございますので、是非自身でご体感くださいませ。

 

 

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