2024.Dec. 16
イギリスのケミカルブランド「Muc-Off」より、ROAD・GRAVELの使用に特化した新しいシーラントが入荷してきました。
チェーンの最適化システムや洗車用洗剤なのでも人気のブランドです。
今回の新しいシーラントは、ROAD/GRAVEL用シーラントとなっています。既存のモデルとの違いはなにか。
高圧低用量でも瞬時にシールしてくれます。それは、シーラントが前作よりもさらさらしたシーラントになっています。その為、瞬時に穴まで到達し空気が抜けるのをシールしてくれます。メーカーでは、
7mmまでの穴はシールしてくれるとのこと。容器をもって振るだけでも、違いを感じます。
画鋲程度の穴でしたら、吹き出すとこもなく、ジワっと出て止まっている印象です。
また、シーラントの成分も変更されています。前モデル同様にラテックス系シーラントは同じですが、目には見えないゴムの粒子が溶け込んでそれが、熱と空気に反応し穴をシールしています。新しいシーラントにはそれに、竹の粒子を配合する事で大きな穴まで対応できる様になっています。
また、アンモニア不使用の為、漏れなどを起こした際も金属に攻撃性も低いタイプとなりますので安心してご利用いただけます。
同一メーカーで混ぜて使用してみては!?
前モデルのドロドロと今回のさらさらの丁度いい粘度の中間で使えば、両方のいいとこどりができるのではないか?と考えてしまいました。
しかしながら、同じラテックス系でも中身の成分が全く違うため、各々のシーラントの良さが発揮されません。混ぜて使うのはNGとなっています。他社を含みシーラントを変更する際はしっかりふき取ってからご利用いただく事が推奨されています。
Muc-OFFのシーラントに関しては、Co2インフレーターでの使用は可能となっています。直接シーラントのあたらない様にバルブを上にしてご利用いただく事が良さそうです。
2つのシーラントを使い分けるポイント
2つのシーラントを使い分けるポイントとしては、①タイヤサイズ・②空気圧 となります。
①タイヤサイズに関して、40C(1.5インチ)が分かれ目となります。
②50PSI (3.5BAR)が目安となります
上記のサイズを考えて、低ければROAD/GRAVEL用をご利用いただき、
高ければ今までのモデルをご利用いただければと思います。ROADであれば、
3.5BAR以上で空気を入れる事が多いので、ROAD/GRAVEL用を。
MTBでは3.5BAR以上で走る事はあまりないので、既存のモデルでご利用いただく
事になります。
今まで通り、既存のモデルをROADでご利用いただく事は可能ですし、
新しいシーラントをMTBでご利用いただく事も可能です。
新しいシーラントは、23-25Cで40~50ml / 28Cで50~60ml / 30C-45Cで70~80mlとなり
既存のモデルにはROAD用で30~45mlが最小使用量となります。
また、規定量+20ml追加する事でパンク修理性能を強化する事も可能となりますが、
入れ過ぎてしまうと、タイヤ内でダマになってしまう事がありますのでご注意ください。
そして継ぎ足しの目安としては、2~6ヶ月となります。
保管場所などによっても揮発することなりますので注意が必要です。
EFエディケーションやイネオス等のプロチームとの共同開発で誕生したおすすめの
シーラントで、チューブレス化してみてはいかがでしょうか。
皆様のご来店お待ちしております。