2020.Feb. 21
マウンテンバイクのカスタムの中で、チューブレス化は恐らく一番多くの方が実際に行っているカスタムではないでしょうか。
そんな中であえてチューブレスにおけるリスクについて考えて行こうと思います。

1.シーラントの定期的な交換または補充
チューブレス化した半年後に1回。その後1年に1回は最低でも交換するのが必須。メーカーによっては半年に1回の交換を推奨しております。
そうすることにより常に液体のシーラントがタイヤ内に循環し、小さな穴であれば塞いでくれます。
使い込んだ後の場合、茶色く濁ったシーラントがタイヤ内にこびり付いていることもあるので、そうなってしまったら汚れて固まったシーラントを剥がさなくてはいけません。
2.低圧にし過ぎる事でのタイヤのヨレ、リムの破損
チューブレスにすることでチューブを入れていた時よりも低圧にできる利点はありますが、低くし過ぎるとそれは逆効果になってしまいます。
コーナーでバイクを倒しこんだりした時にタイヤがグニュっとヨレてしまい、グリップを得ることが出来なくなり、バランスも取りにくくなってしまうんです。さらには、強いインパクトがあった時や出っ張った岩にヒットした時などにタイヤが簡単に潰れすぎてリムを打ち付けてしまう事もあるのです。

チューブレス化におけるリスクの中でリムへのダメージというのが一番深刻な問題です。
いざリムをぶつけてしまって、ちょっと傷が付いたり、軽くへこんだ程度であればまだ良いですが、割れてしまったとなると目も当てられません。

そのようなことが起こらないようにチューブレス化と同時にオススメしたいのがタイヤインサートの導入です。
タイヤインサートは色々なメーカーで販売されておりますが、共通する機能はリムの保護。簡単に言えばクッションの様なものですね。
強いインパクトの時もそのクッションがあればリムを傷めずに済みますので安心です。
そして、いくつかあるブランドの中で当店でのオススメはなんと言っても『CUSH CORE』

CUSH COREはリムへのダメージを回避するだけでなく、先程書いたタイヤのヨレについても解決してくれます。むしろそちらの効果の方が恩恵を強く感じます。
タイヤ内のほぼ半分を占めるインサートですが、画像の様にタイヤがヨレるのを防ぎ、ビードも外れにくくなり、非常に安定した走りが可能になっております。
実際にコースを走った印象は、インサートを入れる前はリアがヨレて流れてしまう感じでしたが、導入後は流れる事無く路面に張り付いて、スムーズにコーナーを抜けて行くような感覚に変わりました。

CUSH COREの凄いところはそれだけではありません。
万が一激しいパンクをしても簡単にタイヤは外れませんので、空気が抜けた状態でゆっくりであれば走れるんです。とりあえずコースの下までは降りて来れるようなイメージですね。
コースを歩いて降りてくるのって結構疲れるんですよ。山は登りよりも下りの方が負担が大きいってよく聞きませんか?それに自転車があると余計に不安定になりますからね。
それが乗って降りて来られるってとんでもなく嬉しい事なんです。

CUSH COREは各ジャンルに合わせてサイズが分かれております。基本の27.5 / 29の他にXCレーシング向けや最近流行のグラベル向けなども展開しておりますので、用途に合わせてお選びください。
■CUSH CORE PRO set 各サイズ ¥21,000-(税抜)
セット内容/Cush Core本体×2、44mmバルブ(グリーン)×2、バルブコアツール×1、リムデカール×4、説明書×1
適応のタイヤ幅など注意する点はございますので、お気軽にお問い合わせください。